アマゾンプライムで送料無料にならないときの原因と対処のコツ

アマゾンプライムで送料無料にならない

アマゾンプライムに入っているのに、注文画面で突然「配送料◯◯円」と出てきてびっくりすることがありますよね。

毎回は大した金額ではなくても、積み重なると意外と痛い出費になります。

実は、プライム会員でも「この条件なら送料がかかる」というパターンがいくつか決まっていて、そこを押さえておけばかなりスッキリ整理できます。

この記事では、送料無料にならない主な原因と、サービス別の条件を一度に見渡せる早見表、そして自分の注文が本当に無料かどうかをサッと見抜くチェック手順までまとめていきます。

読み終わるころには、「この注文は大丈夫」「これは送料がかかるな」と、自分で判断しやすくなりますよ。

【この結論まとめ】

  • プライム会員でも「プライム対象外」「マーケットプレイス」「大型・特別取扱商品」などは送料が発生しやすい
  • 非会員の送料無料ラインは多くの物販で税込3,500円が目安
  • Amazonフレッシュや定期おトク便など一部サービスは、配送料と最低注文金額のルールが別で設定されている
  • 注文画面では「Primeマーク」「出品者」「配送オプション」「地域」を順番に見ると判断しやすい
  • 条件は変わる可能性があるので、最終的なルールは公式ヘルプで確認するのが安心
目次

アマゾンプライムで送料無料にならないのはなぜ?まず押さえたい原因と確認ポイント

最初に押さえておきたいのは、「プライム会員=すべてが送料無料」ではないという点です。

一言でいうと、プライム対象商品であっても、出品者や商品タイプ、配送方法や地域によっては送料や手数料が発生することがあります。

ここが分かっているだけで、「なぜ?」というモヤモヤはかなり減ります。

よくある原因は主に7パターン(プライム対象外・マーケットプレイス・大型商品など)

プライム会員でも送料が無料にならないパターンをざっくり整理すると、おおよそ次のようなイメージになります。

【利用シーンをイメージするためのざっくり早見表です】

ケース主な原因一言メモ
プライムマークが付いていない商品プライム対象外非会員と同じ扱いになることが多い
マーケットプレイスの個人・法人出品出品者が独自に送料設定プライム対象外の送料は出品者ごとに異なる
大型・特別取扱商品特別取扱手数料が別途加算家電や家具などで発生しやすい
クール便や温度管理が必要な商品冷蔵・冷凍などの追加コスト食品系サービスでよく見られる
遠方・離島への配送地域別の追加料金北海道・沖縄・離島などで起こりやすい
配送オプションの選択日時指定・お急ぎ便など一部オプションは有料設定の場合がある
プライム会員資格の状態会員期限切れ・別アカウントログインアカウントの確認が必須

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

まず押さえたいのは、「商品ページでPrimeマークが付いているか」「出品者がAmazonか、それ以外か」です。

ここでつまずいていると、その先の条件をどれだけ覚えても、送料無料かどうかの判断がブレやすくなります。

プライム対象外商品・マーケットプレイス出品が混ざっているケース

カートの中に、Prime対象商品と、マーケットプレイスの出品商品が混ざっているときがあります。

この場合、Prime対象の商品は送料無料でも、マーケットプレイス側の商品に送料がかかるというパターンがよくあります。

特に、同じような商品が並んでいても、販売元が「Amazon.co.jp」なのか「◯◯ショップ」なのかで送料の扱いが変わる点が重要です。

カート画面で「出品者」の欄を見て、どの商品の送料が別途かかっているのかを確認する習慣をつけると、原因が分かりやすくなります。

ここがポイント:
カートの合計金額だけを見るのではなく、「どの商品に送料が紐づいているか」を項目ごとに確認すると、モヤモヤの原因を絞り込みやすくなります。

特別取扱商品・大型商品・クール便など追加送料がかかるケース

大型家電や家具など、「特別取扱商品」に分類されるものは、プライム会員でも特別取扱手数料や設置費用などが別途かかる場合があります。

また、冷蔵・冷凍が必要な生鮮品なども、通常配送とは別の送料体系が設定されていることがあります。

このような商品は、商品ページの配送情報に「特別取扱手数料」や、サービス名ごとの配送料についての説明が記載されていることが多いので、必ず一度は目を通しておきたい部分です。

注意点:
「プライム対象」と表示されていても、特別取扱手数料やサービス利用料まで完全にゼロとは限らないため、「配送料」「手数料」の両方を確認するのがおすすめです。

配送オプション・お届け先地域によって送料が発生するケース

同じ商品でも、「通常配送」なら無料だが、「当日お急ぎ便」や「日時指定便」を選ぶと料金がかかるケースがあります。

また、北海道・九州・沖縄・離島などの一部地域では、Prime対象でも別途料金が設定されることがあります。

お届け先住所の設定を変えると、同じ商品でも表示される送料や利用できる配送オプションが変わることがあるので、「住所設定」と「配送オプション」はセットで確認するとスムーズです。

一言まとめ:
送料無料になるかどうかは、「商品」「出品者」「配送オプション」「地域」の4つが組み合わさって決まります。

会員区分とサービス別で違う「送料無料のライン」をひと目でチェック

一番の土台になるのが、「会員区分ごとに、どこまでが送料無料になるのか」という基本ルールです。

ここを押さえておくと、自分がどのラインに乗っているか判断しやすくなります。

Prime/非会員/Prime Student/Businessで変わる送料無料条件

会員区分によって、同じ商品でも送料の扱いが変わります。

代表的な違いを、シンプルに整理すると次のようなイメージです。

会員区分物販の通常配送備考
Prime会員プライム対象商品は無料一部例外あり
非会員多くの商品で税込3,500円以上で無料3,500円未満は配送料がかかるケースが多い
Prime Student基本はPrimeと同様年会費・特典内容が学生向け
Business(法人)Prime登録の有無で変化法人専用条件が適用される場合あり

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

プライム会員は、「Primeマークが付いた商品」について、通常配送が無料になるのが基本です。

一方、非会員は「合計金額が一定額以上のときに送料無料」という仕組みが中心で、その目安が多くの物販で税込3,500円前後になっています。

通常配送・お急ぎ便・日時指定便の無料/有料の違い

配送オプションによっても、無料かどうかが変わります。

Prime会員の場合、通常配送に加えて「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」が無料になるケースが多いですが、対象外の商品や地域もあるため、注文画面でその都度の表示を確認することが大切です。

非会員では、通常配送は条件付きで無料になっても、「お急ぎ便」や「日時指定便」は有料というパターンが一般的です。

要点まとめ:
会員区分だけでなく、「どの配送オプションを選んでいるか」で送料の有無が変わるため、注文画面のオプション選択部分をしっかり確認することが大切です。

2024年以降の送料無料ライン3,500円の位置づけ

非会員向けの送料無料ラインが、以前の2,000円前後から3,500円へ引き上げられたというニュースを見た人も多いはずです。

このラインはあくまで「一般的な送料ルールの目安」であり、書籍や一部商品では別の扱いになることもあるため、「3,500円だから絶対無料」と決めつけてしまわないことが大事です。

ただ、「非会員で細かい買い物を頻繁にする」と、送料の影響を受けやすくなるのは確かなので、利用頻度によってはプライム加入を検討する材料にもなります。

判断の基準:
年間で数回程度の利用なら非会員でも問題ないことが多く、毎月何度も注文するなら「送料+時間のストレス」を考えてプライムを検討するイメージです。

シーン別「プライムなのに送料がかかる」ありがちパターンを整理

ここからは、実際の利用シーンごとに「なぜか送料がついてしまう」典型パターンを見ていきます。

一言でいうと、「プライム会員なのに送料が無料にならない」と感じる状況の多くは、シーン別に見ると同じパターンに分類できます。

マーケットプレイス出品者の商品を一緒に買っている場合

Prime対象商品のつもりでカートに入れていても、よく見ると「出品者:◯◯ショップ」のように表示されていることがあります。

この場合、そのショップ独自の送料設定が適用され、プライム会員でも別途送料がかかることが少なくありません。

同じ商品でも、「販売元:Amazon.co.jp」「出荷元:Amazon.co.jp」の組み合わせを選ぶことで、プライム特典が適用されやすくなります。

定期おトク便・初回配送・同梱条件でつまずきやすい場合

日用品などで人気の「定期おトク便」は、基本的に対象商品であれば送料がかからない設計ですが、初回の組み方や同梱の条件によっては思った通りにならないことがあります。

例えば、同じお届け日に複数の定期おトク便をまとめると割引率が変わるなど、「まとめ方」にルールがあるケースもあるため、サービスごとの説明ページを一度チェックしておくと安心です。

Amazonフレッシュ・ネットスーパー系で発生する送料と最低注文金額

生鮮食品や日用品をまとめて届けてくれるAmazonフレッシュなどのサービスは、プライム会員向けの追加サービスとして位置づけられています。

ただし、これらは一般的な物販とは別の送料体系と最低注文金額が設定されており、「◯◯円以上で配達無料」「時間帯指定で追加料金」などのルールがあります。

通常のAmazon.co.jpの送料無料条件とは切り分けて考えると、整理しやすくなります。

ギフト券・雑誌・書籍・デジタル商品周りで勘違いしやすいポイント

ギフト券やデジタル商品は、そもそも配送を伴わない場合も多く、送料というよりは「決済方法」「メール送信」といった扱いになることがあります。

また、書籍は他の商品と異なる条件で扱われることがあり、一部は無料配送の対象として別枠で設定されていることもあります。

覚えておきたい:
「通常の物販」「定期サービス」「生鮮・ネットスーパー」「デジタル系」「ギフト系」など、サービスごとに送料の考え方が違うので、混ぜずに整理すると理解しやすくなります。

【シーン別「送料が無料にならない」原因と対処の近道】

シーンよくある原因対処の近道
マーケットプレイス出品者ごとに送料設定販売元・出荷元がAmazonの商品を優先する
定期おトク便同梱条件や回数の勘違いサービスページで条件を事前確認する
フレッシュ・ネットスーパー最低注文金額に届いていない欲しい商品をまとめて1回で注文する
ギフト券・デジタル送料の概念がそもそも異なるサービスごとのルールを個別に確認する

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

損を減らす注文の組み方と「送料無料ライン」を上手にまたぐコツ

ここからは、できるだけ無駄な送料を払わずに済むよう、注文の組み方のコツを整理していきます。

一番のポイントは、「少額の単発注文を減らして、条件を満たしやすいまとめ方を意識する」ことです。

非会員でも送料無料にしやすい3,500円ラインの使い方

非会員の場合、税込3,500円以上で送料無料になる商品カテゴリが多く設定されています。

頻度は低いがまとめ買いをするタイプであれば、「必要なものをリストアップして、3,500円を目安に1回で注文する」というスタイルの方が、トータルで送料を抑えやすくなります。

複数注文・分割配送で送料がついてしまうパターンを減らす

同じ商品を短期間に何度も注文したり、カートを分けて注文したりすると、それぞれの注文に送料がかかる可能性が高くなります。

発送予定日が多少ずれても問題ないものであれば、「まとめて発送」の選択肢があれば選ぶ、週に1回のペースにまとめるなど、頻度を少し整えるだけでも変わってきます。

日用品や定期購入品を「送料無料ライン」に合わせてまとめる考え方

日用品は、ある程度消費ペースが読めるものが多いので、「おおよそ何日で使い切るか」を意識すると計画が立てやすくなります。

例えば、ペットボトル飲料や洗剤、トイレットペーパーなど、かさばるものをまとめて頼むタイミングを決めておくと、「気づいたら頻繁に小口注文をしていた」という状態を防ぎやすくなります。

【注文パターン別・送料の発生イメージとおすすめの組み方】

パターン送料面での特徴おすすめの組み方
少額を高頻度で買う送料が積み重なりやすい週1回などにまとめる
ある程度まとめ買い送料無料ラインを超えやすい3,500円前後を目安にリスト化する
定期おトク便主体送料より割引が効きやすい定期の回数と内容を定期的に見直す

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

実践ポイント:
「毎回安く買う」より、「トータルで損をしない注文パターン」を考える方が、結果的に家計には優しくなります。

遠方地域・大型商品・クール便など「追加送料」がかかるラインをきちんと知る

ここからは、地域や商品タイプによって追加でかかる送料のイメージを整理します。

一言でいうと、「遠くて大きくて温度管理が必要なもの」は、通常配送とは別にコストがかかりやすいというイメージです。

北海道・九州・沖縄・離島など地域別の送料イメージ

北海道・九州・沖縄・一部離島などへの配送では、プライム対象商品であっても、通常より高い送料や追加料金が設定されることがあります。

これは、輸送距離や中継の回数、フェリーや航空機利用などのコストが影響しているためで、どの通販サイトでも似た傾向があります。

大型商品・特別取扱商品の追加料金が発生しやすい条件

大型テレビや冷蔵庫、洗濯機、ソファなど、家電や家具の中には「特別取扱商品」として扱われるものがあります。

これらは、搬入・設置や重量に応じた追加料金が設定されることが多く、プライム会員の通常配送特典とは別枠で考える必要があります。

商品ページに「特別取扱手数料」や「設置サービス」の記載があるかどうかをチェックするだけでも、費用のイメージがつきやすくなります。

冷蔵・冷凍・クール便系サービスの送料と最低金額の目安

冷蔵・冷凍などクール便に該当する商品は、温度管理のための設備と手間がかかるため、通常配送より高い料金が設定されることがあります。

生鮮食品や冷凍食品を扱うサービスでは、「最低注文金額」と「配達料」がセットで決められていることが多いので、まとめて注文したときの方が割安になるケースが多いです。

【地域別・商品タイプ別の送料イメージ早見表】

区分送料面の特徴押さえたいポイント
遠方地域追加料金や利用不可のオプションがある場合お届け先住所を先に設定して確認する
大型・特別取扱手数料・設置料が別途かかることが多い商品ページの特別取扱表示を確認する
クール便・生鮮最低金額+配達料の組み合わせまとめ買いとの相性を意識する

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

見逃せないのが:
プライム特典は強力ですが、「地域・サイズ・温度管理」が絡む領域では別のコストが上乗せされることがある、という前提で考えておくと、想定外の出費を減らしやすくなります。

プライム特典の範囲で勘違いしやすいポイントを整理(動画・音楽・他の特典との違い)

プライム特典は、配送料だけでなく、動画・音楽・写真保存など多岐にわたります。

ただ、配送料特典とその他の特典が頭の中でごちゃっと混ざると、「何がいつ無料になるのか」が分かりづらくなります。

配送料が無料になる商品・ならない商品をPrime特典の中で切り分ける

Prime特典のうち「配送料」に関係するのは、主に次のイメージです。

  • Primeマークが付いた商品の通常配送
  • 対象商品の一部お急ぎ便・お届け日時指定便
  • 一部サービスの配送料無料特典

一方で、Prime VideoやPrime Musicなどは、配送料とは関係なく「コンテンツが視聴できる権利」としての位置づけです。

ここを切り分けて考えるだけで、「プライムに入っている=なんでも無料」という誤解を減らせます。

【プライム特典の中で「送料に関係するもの/しないもの」の整理表】

特典カテゴリ送料に関係するか主な内容
配送特典関係するPrime対象商品の通常配送など
生鮮・一部サービス関係することがあるAmazonフレッシュなど
動画・音楽・本関係しないPrime Video・Music・Readingなど

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

家族会員・Amazon Householdで共有できる範囲と送料特典の注意点

家族会員やAmazon Householdを利用すると、一部のPrime特典を家族と共有できます。

ただし、すべての特典が共有されるわけではなく、「配送料特典は共有されるが、動画や音楽は共有対象外」といった違いがあるため、どこまで共有されるかは公式の説明を確認しておくと安心です。

補足:
家族分のアカウントを作るときは、「どのアカウントが本会員で、どこまで特典が共有されているか」をメモしておくと、後で混乱しにくくなります。

アカウント・支払い・ログイン状態で起きる「見落とし系トラブル」を防ぐ

会員区分やサービス理解に問題がなくても、アカウントやログイン状態の影響で「プライムなのに送料がかかっているように見える」こともあります。

ここは意外と見落としやすいポイントです。

プライム会員が切れている/別アカウントでログインしているケース

よくあるのが、「以前はプライムだったが、いつの間にか会員期限が切れていた」というパターンです。

また、家族で複数アカウントを持っていると、プライム会員ではないアカウントでログインして購入してしまい、送料がかかってしまうこともあります。

会員ステータスは、アカウントサービスの画面から確認できるので、「あれ?」と感じたときはまず会員状態をチェックしてみるのがおすすめです。

法人アカウント・Businessアカウント利用時の送料ルールの違い

法人向けのAmazon Businessアカウントを利用している場合、個人向けのプライムとは別の条件が適用されます。

Prime Businessの登録状況や、法人向けの配送ポリシーによって、送料や利用できるオプションが異なることがあるため、「個人と同じだろう」と思い込まず、法人用のヘルプページを一度確認しておくと安心です。

支払い方法・請求先住所による配送オプション制限の可能性

支払い方法や請求先住所によって、一部の配送オプションが選べなかったり、配送日が限られたりすることがあります。

例えば、コンビニ払いが利用できない商品や、特定の地域では日時指定ができないケースなどです。

初心者がつまずく点:
「プライムに入っているかどうか」だけでなく、「どのアカウントでログインしているか」「法人か個人か」「支払い・住所設定が適切か」も合わせて確認すると、トラブルの原因を早く見つけやすくなります。

注文画面で「この注文は本当に送料無料?」をサッと確認する手順

ここまでの内容を踏まえて、最終的に「この注文は本当に送料無料になっているか」を画面上で確認する手順を整理します。

一番確実なのは、「カート画面から注文確定画面まで、送料表示の部分を順番に追っていく」ことです。

カート画面〜注文確定前までの「送料表示」の見方

カート画面では、商品ごとの小計と、注文全体の「配送料・手数料」が表示されます。

ここで「配送料:無料」となっているか、「◯◯円」となっているかを確認するのが最初のチェックです。

注文確定画面では、請求金額の内訳として「商品の小計」「配送料・手数料」「割引」などが表示されるので、確定前に必ず一度は目を通しておくと安心です。

Primeマーク・出品者・配送オプション表示・出荷元のチェック順番

注文前に確認したいポイントを、チェックリストのように並べると次のようになります。

【画面ごとの「ここを見れば送料無料か分かる」チェック項目一覧】

ステップ見るポイント何を確認するか
商品ページPrimeマーク・販売元・出荷元Prime対象か、販売・出荷元がAmazonかどうか
カート画面配送料表示・配送オプション「無料」か「◯円」か、どのオプションになっているか
注文確定画面請求金額の内訳配送料・手数料項目がどう表示されているか

(出典アマゾンジャパン)
※本内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

この順番で見ていくと、「どの時点で送料が変わったか」が分かりやすくなります。

スマホアプリ・PCブラウザでの確認ポイントの違い

スマホアプリでは、画面がコンパクトな分、「詳細を表示」や「合計を表示」といったボタンを押さないと、送料の内訳が見えないことがあります。

PCブラウザでは、一画面で情報がまとまって表示されることが多いので、送料の項目を探しやすい反面、スクロールが長くなることもあります。

失敗しないコツ:
スマホでもPCでも、「合計金額」だけで判断せず、「配送料」の行を自分の目で確認してから注文を確定する癖をつけておくと、思わぬ請求を避けやすくなります。

それでも納得できないときの問い合わせ前チェックとサポート活用の仕方

ここまで確認しても「やっぱりおかしい気がする」と感じたときは、公式ヘルプやカスタマーサービスの出番です。

ただ、その前に自分で整理しておくと、やりとりがスムーズになります。

まず自分で整理しておきたい注文情報(商品・出品者・配送オプション・地域)

問い合わせ前に整理しておくと良い情報は、おおよそ次のような内容です。

  • 商品名と商品ページのURL(問い合わせ時に参照しやすくするため)
  • 販売元・出荷元の名称
  • 選択した配送オプション(通常・お急ぎ・日時指定など)
  • お届け先の都道府県と市区町村レベルの情報
  • 実際に表示されている送料と、自分が想定していた送料の違い

ここまで分かっていると、「どの条件が影響しているか」をサポート側も把握しやすくなります。

公式ヘルプページで条件を照合する流れ

Amazonのヘルプページには、配送料や配送オプション、Prime特典の条件などが一覧で整理されています。

自分のケースに近い説明を探し、その内容と実際の表示が食い違っていないかを確認しておくと、問い合わせ時に具体的な質問がしやすくなります。

カスタマーサービスに問い合わせるときに伝えるとスムーズなポイント

問い合わせの際は、次のような情報を簡潔にまとめておくとスムーズです。

  • 「プライム会員かどうか」と「会員区分」
  • 「どの商品」で「どの配送オプション」を選んだか
  • 「どの画面」で「どのような送料表示」になっているか
  • 「公式の説明ではこう理解しているが、ここが違うように見える」という点

ここがポイント:
「なんとなくおかしい」ではなく、「どの条件に対して、どの表示がおかしいと感じているか」を具体的に伝えると、解決までの時間が短くなりやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. アマゾンプライム会員なのに、なぜ送料が無料にならないことがあるのですか?
A. プライム対象外の商品やマーケットプレイス出品、特別取扱商品や遠方地域への配送などでは別途送料や手数料がかかることがあるためです。商品ページのPrimeマークや出品者、配送オプションと地域を合わせて確認すると理由が分かりやすくなります。

Q. プライム対象商品かどうかは、どこを見れば判断できますか?
A. 商品ページにPrimeマークが表示されているかどうかが最も分かりやすい判断基準です。あわせて「販売元」「出荷元」がAmazon.co.jpになっているかも確認すると、配送料特典が適用されるかどうかを判断しやすくなります。

Q. マーケットプレイスの商品でも、プライム会員なら送料無料になりますか?
A. 販売・出荷元がAmazon.co.jpでないマーケットプレイス商品は、出品者独自の送料がかかることが多いです。Primeマーク付きのFBA商品など一部例外もありますが、基本的には商品ページとカートで送料表示を確認することが大切です。

Q. Amazonフレッシュや定期おトク便は、どんな条件で送料無料になりますか?
A. Amazonフレッシュなど生鮮系サービスは最低注文金額と配達料のルールが別途設定され、定期おトク便は対象商品であれば送料がかからない設計が基本です。ただしサービスごとに細かな条件があるため、公式の説明ページで最新のルールを確認しておくと安心です。

Q. 北海道・沖縄・離島でも、プライム会員なら必ず送料無料になりますか?
A. 遠方地域や一部離島では、プライム会員でも追加送料が発生する場合があります。輸送距離や方法に応じて別料金が設定されることがあるため、お届け先住所を設定した状態で送料表示を確認することが重要です。

Q. 複数の商品を一度に買ったのに、一部だけ送料がかかるのはなぜですか?
A. カート内にPrime対象と対象外の商品、あるいは出品者の異なる商品が混在していると、特定の商品にだけ送料がつく場合があります。カート画面で「どの商品に送料が紐づいているか」を確認すると理由が分かりやすくなります。

Q. 送料表示が明らかにおかしいと感じたとき、どうすれば良いですか?
A. まずは商品・出品者・配送オプション・地域を整理し、公式ヘルプの条件と照らし合わせたうえでカスタマーサービスに相談するのがおすすめです。具体的な画面表示と自分の理解の差を伝えると、対応がスムーズになりやすくなります。

まとめ

アマゾンプライム会員でも、すべての注文が自動的に送料無料になるわけではありません。

実際には、プライム対象かどうか、販売・出荷元、商品タイプ、配送オプション、地域など、いくつかの条件が重なって送料が決まっています。

もう一度ポイントを整理すると次のようなイメージになります。

  • プライム対象商品でも、大型・特別取扱商品や遠方地域・クール便などでは追加料金がかかることがある
  • 非会員の送料無料ラインは多くの物販で税込3,500円が目安だが、すべての商品に一律で当てはまるわけではない
  • 日用品や定期購入品は、注文の頻度とまとめ方を工夫することで、無駄な送料を減らしやすくなる
  • 注文画面では、商品ページのPrimeマークと出品者、カートの送料表示、注文確定画面の内訳を順番に確認するのが安心

これらを押さえておけば、「なぜか送料がかかってしまった」というモヤモヤはかなり防ぎやすくなります。

まずは次の注文から、「商品ページのPrimeマークと出品者」と「注文確定前の送料表示」の2か所だけでも、意識してチェックしてみてください。

参考文献・出典

  1. Amazonカスタマーサービス「配送料について」
  2. Amazonカスタマーサービス「通常配送について」
  3. Amazonカスタマーサービス「配送オプション」
  4. Amazonカスタマーサービス「Amazonプライム特典について」
  5. Amazon公式「Amazonプライム:便利でおトクな会員特典」
  6. Impress ネットショップ担当者フォーラム「アマゾンが送料無料ラインを2000円から3500円に値上げ」
  7. くらしる比較「Amazonはいくらから送料無料になる?配送料について徹底解説」
  8. AppBank / Appllio「Amazonで配送料を無料にする方法──無料にならないときの原因」
  9. App-liv ライフハック「Amazonの送料を無料にする方法 条件別の送料の違い・確認」
  10. サルワカ「【2024年版】アマゾンの配送料はいくら?無料の条件は?」
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