海外の友人や同僚とメッセージしていて、「この絵文字、本当にこのまま送って大丈夫かな」と迷うことはありませんか。
日本ではごく普通のつもりで送った絵文字が、海外では「皮肉」「ふざけすぎ」「下ネタ」と受け取られてしまうこともあります。
実は、😂🙏💀👍❤️といったよく使う絵文字ほど、文化差や世代差の影響を強く受けやすいんです。
この記事では、日本と海外で意味やニュアンスが分かれやすい絵文字を一覧で整理しながら、友人とのチャットやビジネスチャットで誤解を避けるポイントをまとめていきます。
【この結論まとめ】
- 日本と海外で意味が違う代表的な絵文字は、顔・手・ハート・スラング系に集中している。
- ビジネスでは😊👍程度に抑え、😂💀🙏など解釈が割れやすい絵文字は避けると安心。
- 海外の友人と仲良くなり始めは「無難な絵文字」だけを使い、距離が縮まってから種類を増やすと安全。
- 「無難/グレー/要注意」の三段階で考えると、国も世代も違う相手とのチャットがかなり楽になる。
まずは、日本と海外で意味がズレやすい絵文字をざっくりイメージしていきましょう。
海外と日本で違う絵文字の意味をざっくりつかむ

このセクションでは、細かい文化の話に入り込む前に「どの絵文字がズレやすいのか」をざっくり把握しておきます。
どの絵文字が危ないかを先に知っておくと、そのあとの細かい解説がぐっと頭に入りやすくなります。
日本と海外で解釈が分かれやすい代表的な絵文字一覧
まずは、日本と海外で意味が分かれやすい代表的な絵文字を一覧にしてみます。
【日本と海外で意味が分かれやすい代表的な絵文字の一覧】
| 絵文字 | 日本でよくあるイメージ | 英語圏など海外での主なイメージ | 誤解が起こりやすいポイント |
|---|---|---|---|
| 😂 | 大笑い・爆笑 | 大爆笑だが、時に相手を少し茶化すニュアンス | まじめな話に多用すると「真剣に聞いていない」と思われることがある |
| 🙏 | お願い・感謝・ごめん | 祈り・信仰・「please」や「thanks」を強く伝える記号 | 宗教的な祈りのイメージが強く、軽いノリで連発すると違和感になる場合がある |
| 💀 | ホラー・骸骨マーク | 「死ぬほど笑った」「終わった」「やらかした」のスラング | 悲しい話に使うと、本当に不謹慎なジョークに見えることがある |
| 👍 | 了解・OK・いいね | 基本はOKだが、国や世代によっては少しドライで上から目線と感じられることも | 丁寧なつもりで送っても、人によっては素っ気ない反応に見える |
| ❤️ | 強い好意・感謝・推しへの愛 | 恋愛感情やかなり親しい仲を強く示す記号 | ビジネスやカジュアルな関係では重く感じられることがある |
(出典:Emojipedia)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
この表の絵文字は、海外とのやりとりで特に話題になりやすい代表選手です。
どんな場面で誤解が起こりやすいかをイメージする
文化差による誤解が起こりやすいのは、次のような場面です。
- 仕事のチャットで、相手が真剣な話をしているとき。
- お悔やみ・トラブルなど、ネガティブな話題が混じるとき。
- まだそこまで親しくない関係で、急に強い感情表現を添えたとき。
文章で説明しきれないニュアンスを絵文字で補いたくなる場面ほど、実はズレやすいタイミングなんです。
この記事の絵文字一覧・表の見方と前提(プラットフォーム差など)
絵文字の意味を考えるときは、次の前提を押さえておくとスッキリします。
- Unicodeで定義されているのは「大まかな意味」で、見た目は各社が自由にデザインしている。
- Apple・Google・Microsoft・各SNSごとに、表情の細かさや色合いが違う。
- 国だけでなく、世代・コミュニティ(オタク文化・ゲーム界隈など)でも使われ方が変わる。
この記事では、主に「英語圏での一般的な受け取り方」を軸にしつつ、「日本での感覚」との差を中心に見ていきます。
顔の絵文字のニュアンス差で起こりやすいすれ違いを押さえる

顔の絵文字は感情をダイレクトに伝えられる反面、ちょっとした表情の違いで印象が大きく変わります。
ここでは、「笑い」「困っている・泣いている」「微妙な表情」に分けて、日本と海外の感覚差を整理していきます。
😂🤣😆など「笑い」の強さと温度の違いを比べる
同じ「笑い」系でも、どの絵文字を選ぶかで温度感が大きく変わります。
【笑い系の顔文字における日本と海外のニュアンスの違い比較】
| 絵文字 | 日本でのよくある使い方 | 英語圏など海外での主な使い方 | 注意したいポイント |
|---|---|---|---|
| 😂 | とにかく面白いときの爆笑 | 「爆笑」「死ぬほど笑った」に近い強いリアクション | まじめな話題に添えると、相手や第三者を笑っているように見える |
| 🤣 | 😂よりさらにテンション高めの大爆笑 | かなり派手なジョークに対するリアクション | ビジネスではほぼ使われないレベルのカジュアルさ |
| 😆 | 元気な笑顔・明るい笑い | 「楽しい」「テンションが高い」のイメージ | 砕けた友人関係なら問題ないが、仕事では控えめに |
| 😊 | 軽い笑顔・にっこり | 優しい笑顔・安心感・礼儀正しいポジティブさ | ビジネスでも比較的安全な笑顔として使われやすい |
(出典:Emojipedia)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
海外では、😂は長文の真面目な相談に添えるのには強すぎることが多いです。
迷ったら、😊など落ち着いた笑顔を選ぶと、穏やかな印象で伝わりやすくなります。
😅🥲😢😭など「困っている・泣いている」絵文字の受け取り方の差
日本では、「ごめんね」「失礼しちゃった」ときに😅を使って場を和ませることが多いですよね。
一方で海外では、「困って笑う」「やらかして冷や汗」のニュアンスがもう少し強く出る傾向があります。
- 😅は「申し訳なさ」「気まずさ」をはらんだ笑い。
- 🥲は「笑ってはいるけれど、内心つらい」のような自虐気味の気分。
- 😢や😭は、文字通り悲しみの度合いが強くなる。
相手のつらい話に対して、自分側が😅で返してしまうと、「他人事っぽい」と受け取られる可能性もあります。
🙂🙃😐😏など「微妙な表情」の解釈が文化でどう変わるか
微妙な表情の絵文字は、日本ではそこまで細かく使い分けないことも多いですが、海外ではかなりニュアンスが変わります。
- 🙂:丁寧で穏やかな笑顔だが、場合によっては「社交辞令っぽい」「少し距離がある」印象。
- 🙃:皮肉・自虐・「しょうがないね」といった諦め混じりの雰囲気。
- 😐:あまり感情を見せない「無表情」「特にリアクションしない」。
- 😏:含み笑い・ちょっとセクシー・挑発気味など、やや大人っぽい空気。
微妙な表情を使うときは、「どこまで冗談が通じる相手か」をよく思い出してから選ぶと安心です。
ジェスチャー系の絵文字は国ごとに意味が変わるリスクが大きい

手や指のジェスチャーは、そもそも国によってルールやタブーが違う分野です。
絵文字になったときも、その差がそのまま持ち込まれるので、顔の絵文字以上に「国による違い」が出やすくなります。
👍🙏👏など「ポジティブなつもり」が不快感になるケース
「ポジティブなつもりで送ったのに、なぜか喜ばれていない気がする」というときは、このあたりの絵文字が関係していることがあります。
【手・指の絵文字の地域別で変わる意味と注意ポイント】
| 絵文字 | 日本での感覚 | 英語圏・他地域での感覚 | 注意ポイント |
|---|---|---|---|
| 👍 | 了解・いいね・OK | 多くはOKだが、やや素っ気ない返事と感じる人もいる | メールの「了解です」に近いドライさが出ることがある |
| 🙏 | お願い・感謝・ごめん | 祈り・宗教的な「祈願」のイメージが強い | 軽いノリで乱用すると、宗教的な記号を雑に扱っているように見える場合がある |
| 👏 | 拍手・賞賛 | 拍手だが、文中に挟むと「強調」「怒り」を表す使い方もある | 単語と単語の間に入れると、怒っているニュアンスになることがある |
(出典:Leaf Translations)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
特に👍は、日本語の「了解です!」のノリで連発すると、「返事がそっけない」「会話を打ち切られた気がする」と感じる人もいます。
✌️👌🤟✊など手のサインに潜むタブー例
一部の手のサインは、特定の地域で侮辱的な意味を持つことがあります。
- ✌️:多くの地域で「ピース」「勝利」ですが、向きや場面によっては挑発的に見える場合もある。
- 👌:OKサインとして使われますが、国や文脈によっては侮辱の意味を持つとされるケースも報告されています。
- 🤟:ロック・音楽・フレンドリーなノリの記号として使われることが多い。
どのサインがどの国でタブーかは年々変化しているので、「微妙な手サインは仕事では使わない」という方針にしておくと安全です。
🙌🤝🤷などリアクション系ジェスチャーのギャップ
リアクション系ジェスチャーは、そこまで大きなタブーは少ないものの、温度差は出やすいです。
- 🙌:日本では「わーい」「やったー」、英語圏でもお祝い・成功のリアクション。
- 🤝:合意・握手・契約成立のイメージで、ビジネスでも使われることがある。
- 🤷:よく知らない・わからない・仕方ない、といったニュアンス。
「自分がどんな温度感で返信したいのか」を考えて、顔の絵文字と組み合わせると、より誤解を防ぎやすくなります。
物・ハート・食べ物など文化背景が強い絵文字のギャップを見る

ハートや食べ物などの絵文字は、文化や宗教、恋愛観の違いがそのまま表れやすいジャンルです。
とくにハートの絵文字は、海外では「恋愛的な好意」と結びつきやすいので注意が必要です。
❤️💖💘など「愛情表現」の距離感と受け取り方の違い
日本では、推し活・友人同士・ビジネスでも、わりと気軽にハートを使うことがあります。
海外では、色や形によって、次のように受け取られやすい傾向があります。
【ハート系絵文字の距離感と関係性ごとの使い分け一覧】
| 絵文字 | 距離感の目安 | 主なイメージ | ビジネス利用の目安 |
|---|---|---|---|
| ❤️ | とても近い関係 | 恋愛・強い好意・家族愛 | 基本的にビジネスでは避ける |
| 💖 | ポップで甘い好意 | キラキラした恋愛・かわいいものへの愛 | 仕事関係ではほぼNG |
| 💕 | フレンドリーな親しさ | 仲良し・友人同士・推し活 | 一部のカジュアルブランドなどで限定的に使用 |
| 💛 | 比較的ライトな好意 | 友情・応援・支援 | カジュアルな文脈なら使えることもある |
(出典:Preply)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
仕事でハートを使いたいときは、まずブランドトーンや相手との関係をよく思い出し、可能なら😊や✨など、もう少し中立な絵文字に置き換えると安心です。
💀🍑🍆🤡などネットスラング的に意味が変わった絵文字
一部の絵文字は、ネットスラングやミーム文化の中で、元の意味からかなり離れた使われ方をするようになりました。
- 💀:ホラーではなく、「笑い死ぬ」「やらかして終わった」の意味で使われることが多い。
- 🍑:お尻を表すスラング的な使い方が広く知られている。
- 🍆:男性器を連想させる絵文字として使われることが多く、特に注意が必要。
- 🤡:相手を「ピエロ扱い」するような、自虐または批判のニュアンスがある。
これらは、むしろ「知っているからこそ避ける」くらいのスタンスにしておくと、安全度がぐっと上がります。
🍣🍚🏩など日本と海外で連想が違う絵文字の例
日本で当たり前の食べ物や施設の絵文字も、海外では少し違う連想をされることがあります。
- 🍣:日本では寿司ですが、海外では「日本食」「日本文化」全般の象徴として使われやすい。
- 🍚:白いご飯というより、「アジアの料理」全般をぼんやり指すこともある。
- 🏩:日本ではラブホテルのイメージがありますが、海外では単に「ホテル」「モーテル」のアイコンとして扱われることもある。
「これ、日本ならこういう意味だけど、海外だとどうかな」と一度立ち止まるクセを付けておくと、誤解をかなり防げます。
仕事のチャットで絵文字を使うときの海外マナーを整理する

ここからは、特に慎重になりたい「ビジネスチャット」での絵文字利用について整理します。
国際チームや海外のクライアント相手の場合、「ほぼ絵文字を使わない」文化の企業もまだまだ多いです。
英語圏のビジネスチャットでよく使われる「OKな絵文字」
英語圏でも、SlackやTeamsなどのビジネスチャットでは、次のような絵文字は比較的よく使われます。
【ビジネスチャットで使われやすい絵文字と安心度の目安】
| 絵文字 | 主な意味 | 安心度の目安 | コメント |
|---|---|---|---|
| 👍 | 了解・OK・承認 | 高めだが、使いすぎるとそっけない印象 | 返事を簡潔に済ませたいときに便利 |
| 🙂 | 丁寧な笑顔・柔らかいOK | 高め | 丁寧な返事に少しだけ温かさを足したいときに使われる |
| 😊 | 感謝・うれしい・安心 | 中〜高 | 社内のカジュアルなやりとりでよく使われる |
| 🙏 | 深い感謝・お願いします | 中 | 相手の文化や宗教観が分かっている場合に限定して使うと安全 |
(出典:Emojipedia)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
基本は「テキストが主で、絵文字は補助」と考え、感情を一段柔らかくする程度に絵文字を添えるとバランスが取りやすくなります。
上司・取引先には避けたい絵文字とその理由
ビジネスで特に避けたいのは、次のような絵文字です。
- 😂🤣😆:砕けすぎた笑いで、相手や第三者を笑っている印象になりやすい。
- 💀🤡:強いスラング的ニュアンスがあり、失礼・不謹慎だと感じる人も多い。
- ❤️💖:恋愛的な好意や、距離感の近さを強く連想させる。
中にはフレンドリーな上司やクライアントもいますが、「この人は絵文字に慣れていて、冗談も通じる」と確信できるまでは控えめにしておくと安心です。
グローバルチームで共有しやすい簡単な絵文字ガイドライン例
チーム全体でルールを共有しておくと、「自分だけ浮いているかも」という不安が減ります。
たとえば、次のようなシンプルなガイドラインを作るイメージです。
- 基本はテキストで丁寧に書く。
- 絵文字は、😊🙂👍🙌程度に絞る。
- 😂💀🙏など解釈に幅がある絵文字は、原則使わない。
- 初めてやりとりする相手には、まず絵文字なしで様子を見る。
一度決めておくと、新しく入ったメンバーも迷わずなじみやすくなります。
海外の友人・パートナーとの日常チャットでの絵文字のコツ

ここからは、友人・パートナー・ゲーム仲間など、プライベート寄りのやりとりにフォーカスします。
仕事よりは自由度が高いものの、「仲良くなり始め」と「かなり親しい」のあいだで、使える絵文字の幅は大きく変わります。
仲良くなり始めの時期に使いやすい「軽めの絵文字」
まだそこまで親しくない相手には、「軽めで誤解されにくい絵文字」に絞るのが安心です。
【関係性の深さ別に使いやすい絵文字の例】
| 関係性の目安 | 使いやすい絵文字の例 | コメント |
|---|---|---|
| 初めて〜数回話した程度 | 🙂😊👍✨ | シンプルでポジティブ、距離感も保ちやすい |
| だいぶ話すようになった | 😂😅😉🙌 | 冗談や軽いイジりが通じる関係なら使いやすい |
| かなり親しい・恋人候補 | ❤️💕🥰💀 | 相手のノリやスラング感覚が分かっている場合に限って使う |
(出典:Preply)
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最初は 🙂😊✨ くらいに絞っておき、会話のテンポや相手の絵文字の使い方を見ながら、少しずつ種類を増やしていくイメージが安全です。
距離が縮まってから増やしていきたい絵文字
ある程度仲良くなってきたら、次のような絵文字も少しずつ試しやすくなります。
- 😂🤣:お互いに冗談を言い合える間柄なら、笑いの強さを共有できる。
- 🙃😉:少しだけ皮肉や照れを含んだ表現として使える。
- 💕🥰:恋愛寄りのニュアンスが出るので、相手の反応を見ながら慎重に。
大事なのは、「相手が先に使っている表現を参考にする」という姿勢です。
相手がよく使う絵文字の範囲内で真似していけば、ズレるリスクはかなり抑えられます。
SNS・ゲーム・推し活などシーン別に雰囲気を合わせる絵文字の選び方
同じ相手でも、プラットフォームやシーンが変わると、求められるテンションも変わります。
- InstagramのDMやストーリーズ返信:スタンプ感覚で絵文字多めでも自然。
- ゲーム内チャット:テンポ重視なので、短いメッセージ+絵文字で反応を示すことが多い。
- LinkedInなどビジネス寄りSNS:絵文字は少なめで、👍👏✨などに絞るのが無難。
同じ相手でも、「どのアプリで」「どんな話題をしているか」を意識すると、ちょうどいい絵文字の量と種類が分かりやすくなります。
誤解を防ぐための「無難な絵文字」と「要注意絵文字」を早見表でチェック

最後に、海外とのやりとり全般で意識しておきたい「無難/グレー/要注意」の三段階を整理しておきます。
迷ったときにここを見返せば、「とりあえずこれを使っておこう」という判断がしやすくなります。
海外でもほぼ共通で使える「無難な絵文字」一覧
まずは、国や世代が違っても比較的誤解されにくい「無難枠」の絵文字です。
【海外とのやりとりでもほぼ誤解されにくい絵文字一覧】
| カテゴリ | 絵文字の例 | コメント |
|---|---|---|
| シンプルな笑顔 | 🙂😊 | 礼儀正しい笑顔として使いやすい |
| 軽いポジティブ | ✨🙌🎉 | お祝い・成功・うれしい気持ちを素直に表しやすい |
| リアクション | 👍👌🤝 | OK・合意・承認のサインとして広く使われることが多い |
(出典:Emojipedia)
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初対面の相手やビジネス寄りの場面では、このあたりに絵文字を絞っておくと、文化差によるトラブルはかなり減ります。
解釈が割れやすい「グレーゾーンの絵文字」一覧
ここからは、使い方次第で印象が変わる「グレーゾーン」です。
リスクを理解したうえで、相手との関係や文脈を見ながら使うのがおすすめです。
- 😂🤣:仲が良い友人とのジョークには便利だが、真面目な話題には不向き。
- 🙃😉:軽い皮肉・照れ・冗談のニュアンスを含む。
- 😅🥲:自虐や気まずさをやわらげるときに便利だが、相手のつらい話に対して使うと冷たく見えることも。
相手の文化や性格をよく知っているときだけ使う、くらいの感覚でちょうどいいバランスになります。
誤解されやすい「要注意絵文字」と安全な代替案
最後に、「できれば避けたい」「使うならかなり慎重に」という要注意絵文字と、その代わりに使いやすい絵文字を整理します。
【誤解されやすい絵文字と代わりに使いやすい絵文字の対応表】
| 要注意絵文字 | 主な理由 | 代わりに使いやすい絵文字 | コメント |
|---|---|---|---|
| 💀 | 「笑い死ぬ」「終わった」など強いスラングになる | 😂🙂 | 親しい友人以外には控えめな笑いに置き換える |
| 🍆🍑 | 性的な意味を連想させやすい | 😅😳 | 照れや冗談は顔の表情で表すほうが安全 |
| 🤡 | 相手をバカにしているように見える | 😅🙃 | 自虐なら顔系の絵文字で表現する |
(出典:Preply)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。
「これってスラングっぽいな」「ミームでよく見るな」と感じる絵文字は、基本的に要注意ゾーンだと考えておくと分かりやすいです。
まとめ
海外とのやりとりでは、同じ絵文字でも日本とは全く違うニュアンスで受け取られることがあります。
特に、😂🙏💀❤️など感情が強く出る絵文字ほど、文化差や世代差の影響を受けやすくなります。
この記事で見てきたように、まずは「無難」「グレー」「要注意」の三段階で絵文字を整理しておくと、相手が変わっても判断しやすくなります。
- ビジネスや初対面には、🙂😊👍✨などシンプルな絵文字だけを使う。
- 親しい友人には、相手が先に使っている絵文字を真似しながら、少しずつ種類を増やす。
- スラング的に使われる絵文字や性的な連想を持つ絵文字は、「知っているからこそ避ける」くらいの慎重さを持つ。
まずは、ふだん自分がよく使っている絵文字を思い出し、「これは海外でも安心かな」と一度整理してみてください。
それだけでも、国や文化が違う相手とのチャットが、ぐっと安心して楽しめるようになります。
よくある質問(FAQ)
Q. 海外と日本で意味が大きく違う代表的な絵文字はどれですか。
A. 😂🙏💀👍❤️あたりは特に意味のギャップが大きい絵文字です。笑いの強さや宗教的なニュアンス、恋愛的な好意などが絡むので、文脈や相手との距離感に注意して使うのがおすすめです。
Q. 海外の友人には「無難な絵文字」だけでやりとりしても失礼になりませんか。
A. 無難な絵文字だけを使うことが失礼になることはほとんどありません。むしろ、まだ距離感が分からないうちは🙂😊👍✨などに絞ったほうが、慎重で思いやりのあるスタイルだと受け取られやすいです。
Q. 英語のビジネスメールやチャットでは、絵文字をどこまで使っても大丈夫ですか。
A. 相手や社風によりますが、まずは絵文字なしから始めるのが最も安全です。社内チャットで雰囲気が分かってきたら、😊👍程度から少しずつ取り入れるくらいがちょうどいいバランスです。
Q. 🙏や💀など、ネットでよく話題になる絵文字はやはり使わないほうがいいですか。
A. 相手がそのスラングを確実に理解していると分かる場合を除き、控えめにするのがおすすめです。特にビジネスやフォーマルな場面では、意味が強すぎたり不謹慎に見えたりするリスクがあるためです。
Q. ハートの絵文字を海外の人に送るとき、どんな点に気をつければいいですか。
A. ❤️や💖は恋愛的な好意を強く連想させることが多いので、慎重に使う必要があります。友情レベルの好意を伝えたい場合は、💛や😊✨などに置き換えたほうが無難なことが多いです。
Q. プラットフォームによって絵文字の見た目が違う場合、どう対策すればいいですか。
A. AppleとAndroidなどでデザインが異なるのは避けられないため、意味が単純な絵文字を選ぶのが現実的な対策です。特に細かな表情の違いに頼らず、テキストで補足しながら使うと誤解を減らせます。
参考文献・出典
- Unicode Consortium「Emoji List v13.1」
- Emojipedia「Emoji Meanings」
- Fun Japan Communications「海外と日本では意味が違う?気をつけたい絵文字表現」
- Preply「Emoji meanings: the misunderstood emojis worldwide」
- Leaf Translations「International Emoji Use and Meaning」
- Kylian AI「Emoji Meanings Worldwide: A Cultural Guide to Digital Talk」
- Masaryk University「Emoticons and emojis in cross-cultural perspective」





