高校生の冬休みいつからいつまで?2025-26の日程を一覧でチェック

高校生の冬休みいつからいつまで

冬が近づくと、「高校生の冬休みはいつからいつまで?」とそわそわしてくる人も多いはずです。

年末年始の予定を立てるには、だいたいの期間と今年のカレンダーの並びを早めに知っておきたいところですよね。

実は2025〜2026年の冬は、多くの高校で「12月24〜26日ごろスタート、1月5〜7日ごろ終了」という約2週間前後の休みになるケースが中心です。

この記事では、その目安だけでなく、地域差や学校ごとの違い、学年や生活スタイル別の過ごし方のコツまで、ひと通り整理していきます。

これを読み終えるころには、「何となく不安」ではなく「この日程ならこう動こう」と、自分なりの冬休みプランが立てやすくなっているはずです。

【この記事の結論まとめ】

  • 2025〜2026年の高校の冬休みは、多くの学校で12月24〜26日ごろから1月5〜7日ごろまでの約2週間が目安
  • 北海道・東北はやや長め、沖縄など南の地域は短めになりやすく、「うちだけ極端におかしい」ケースは少ない
  • 正式な日程は、都道府県や市区町村の教育委員会、各高校の年間行事予定で決まるので、必ず学校の情報で最終確認する
  • 高1・高2・受験生、部活・塾・バイトのバランスで、冬休みの「使いどころ」を変えると、満足度と成果がぐっと上がる
目次

2025-26年の高校の冬休みはいつからいつまで?日程を早見表でチェック

まず押さえたいのは、今年の高校の冬休みが「だいたいこのくらい」という全体の目安です。
そのうえで、自分の地域や高校がどこに当てはまりそうかを見ていくと、予定が立てやすくなります。

全国の高校の冬休みは12月24〜26日ごろスタート、1月5〜7日ごろ終了が目安

多くの全日制高校では、終業式が12月下旬に行われ、その翌日または翌々日から冬の長期休業に入るパターンが主流です。

2025〜2026年の場合、
「12月24〜26日ごろに終業式 → 冬休み入り」
「1月5〜7日ごろに始業式 → 授業再開」
という並びが目安になります。

そのため、全国的には約13〜15日程度の連休になることが多い、というイメージを持っておくとよいです。

この「標準的な目安」を、ざっくり表にすると次のような形です。

区分開始日目安終了日目安
標準的な地域12月24〜26日ごろ1月5〜7日ごろ
やや長めの地域12月22〜24日ごろ1月7〜8日ごろ
やや短めの地域12月26〜27日ごろ1月4〜5日ごろ

(出典:文部科学省)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

この表はあくまで「よくあるパターン」の整理なので、必ず自分の学校の予定と照らし合わせてください。

ここがポイント:
全国的には2週間前後が目安ですが、数日前後の差はよくある範囲なので、「1〜2日違う=おかしい」というわけではないと考えて大丈夫です。

教育委員会や学校が冬休み日程を決める仕組みをサッと押さえる

どうしてこのような日程になるかは、法律と自治体の決め方を知るとスッキリします。

学校教育法や関連する政令・規則では、年間の授業日数や長期休業(夏・冬・春)の基本的な枠組みが定められています。
その枠組みの中で、都道府県や市区町村の教育委員会が「冬季休業はこの期間を目安に」といった基準を示します。

さらに、各高校はその基準を踏まえつつ、学校行事や試験日程、入試準備などを考慮して、年間行事予定(年間カレンダー)を作成していきます。

つまり、
法律・政令 → 教育委員会の基準 → 各高校の年間行事予定
という流れで、冬の長期休業の日程が決まっていくイメージです。

(出典:文部科学省)

一言まとめ:
冬休みの日程は「気分」で決められているのではなく、国の決まりと教育委員会の基準を踏まえて、各高校が年間予定の中で調整していると考えると理解しやすいです。

うちの高校の正式な冬休みは「年間行事予定」「配布プリント」で最終確認する

ここまでの目安は「全国的な傾向」なので、実際に動くときには必ず自分の高校の情報を確認することが大切です。

具体的には、次のような情報源をチェックしておくと安心です。

  • 新学期や年度初めに配られた「年間行事予定表」
  • 2学期の終わりごろに配布される冬休み前のプリントや学年だより
  • 学校ホームページの「年間カレンダー」「行事予定」のページ

これらには、終業式・始業式の日付、冬季休業の開始日・終了日、補習や講習の日程などがまとめて載っていることが多いです。

紙のプリントをなくしがちな人は、配られたらその場でスマホで撮っておいたり、家の冷蔵庫やデスク近くに貼っておいたりすると、後で困りにくくなります。

要点まとめ:
記事で把握できるのはあくまで「目安」なので、実際に予定を立てるときは、必ず学校配布の年間行事予定やホームページを使って、自分の高校の正式な日程を確認しましょう。

うちの学校は長い?短い?地域別に見る高校の冬休みの長さ

「SNSで見ると他の地域はもっと長そう」「うちだけ短くない?」と感じると、少しそわそわしますよね。

ここでは、地域ごとの傾向をざっくり押さえて、「だいたいこのくらい差がある」という感覚を持っておきましょう。

北海道・東北など寒い地域は20日前後と長めになりやすい

降雪量が多く、冬の寒さが厳しい地域では、安全面の配慮や暖房費の問題などから、冬の長期休業をやや長めに設定している自治体もあります。

たとえば北海道や東北の一部では、夏休みがやや短い代わりに、冬休みを長めにとるパターンが見られます。
日数でいうと、おおよそ18〜20日前後になるケースもあり、全国の中では「長いグループ」に入るイメージです。

こうした地域差は、気候や積雪の状況に合わせて、授業や通学が安全に行える期間を調整している結果と考えると理解しやすいです。

ちょっと深掘り:
雪かきや交通機関への影響など、冬特有の事情が大きい地域では、「休みの長さ」だけで見るのではなく、年間を通したバランスで見てみると納得しやすくなります。

関東・関西など都市部は13〜15日前後が標準パターン

首都圏や近畿圏などの都市部では、約2週間前後の冬休みが中心です。

先ほどの「全国的な目安」とほぼ同じイメージで、
開始は12月24〜26日ごろ、終了は1月5〜7日ごろ、という並びが多くなります。

電車通学が中心で、雪や気温の影響が比較的小さいエリアでは、夏休みをやや長めに取りつつ、冬休みは標準的な長さに収まるケースが目立ちます。

ここがポイント:
関東・関西などの都市部では、「約2週間」が一つの基準なので、前後1〜2日の差であれば、特別に短い・長いと悩みすぎなくて大丈夫です。

沖縄など南の地域は10日前後と短めになる例もある

一方で、沖縄のように冬でも比較的温暖な地域では、冬休みが全国の中でも短めに設定されることがあります。

沖縄県の県立高校の管理規則では、冬季休業を「12月26日から翌年1月5日までの間で校長が定める期間」とする旨が定められており、10日前後の休みになるケースが多いと考えられます。

このように、気候が穏やかな地域では、冬休みは短めにし、その分を夏休みや他の時期とのバランスで調整しているとイメージしておくとよいです。

(出典:沖縄県)

この地域ごとの違いを、一度表でまとめて眺めてみましょう。

エリア開始日目安終了日目安
北海道・東北12月22〜24日ごろ1月7〜8日ごろ
関東・近畿など都市部12月24〜26日ごろ1月5〜7日ごろ
九州・沖縄など温暖地12月26〜27日ごろ1月4〜5日ごろ

(出典:東京電力エナジーパートナー)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

迷ったらここ:
「うちは短いかも」と感じたら、まず同じ都道府県内の高校どうしで比べてみるのがおすすめです。全国平均ではなく、同じエリア内で見た方が実感に近い比較ができます。

2025-26年カレンダーの並びから見る冬休みの取りやすい日程

今年の冬休みを考えるときに、カレンダーの並びを一度眺めておくと、どこが「連休の山」になりやすいかが見えてきます。

旅行や帰省、ライブやイベントの予定を入れたい人は、この視点を一度押さえておくと動きやすくなります。

2025年12月は25日前後が冬休み入りの山場になる

2025年12月は、クリスマス前後に終業式と冬休み入りが重なりやすい並びになっています。

多くの高校では、

  • 12月24〜25日に終業式
  • その翌日または同日午後から冬休みの扱い

という形になると見込まれます。

このため、「クリスマス前後から新年明けまでが、がっつり学校が休みのゾーン」と考えるとイメージしやすいです。

大事なところ:
終業式の日そのものは午前授業で登校が必要なことも多いので、「実質的に丸1日休みになるのは翌日から」と見ておくと、予定の入れ方がずれにくくなります。

2026年1月7日前後が始業日になりやすいパターン

年が明けて2026年1月は、1週目の平日に始業式を置く高校が多くなりそうなカレンダーの並びです。

そのため、

  • 1月5〜7日のどこかで始業式
  • 始業式の翌日から本格的に授業再開

という流れをイメージしておくとよいでしょう。

このパターンであれば、年末年始の三が日+前後数日が、ゆとりのある冬休みの中心ゾーンになりやすいです。

失敗しないコツ:
年明けすぐに模試や実力テストが入る学校もあるので、始業式の週は「テスト対策用の予備ゾーン」として、予定を詰め込みすぎないのがおすすめです。

土日や祝日の並びで「最大何連休になるか」をチェック

実際にどれくらいの連休になるかは、

  • 終業式の曜日
  • 始業式の曜日
  • 年末年始の祝日と土日の並び

によって変わってきます。

目安としては、次のようなパターンをイメージしておくとよいです。

パターン期間想定連休日数
標準的な並び12月25日ごろ〜1月6日ごろ約13日
やや長めの並び12月23日ごろ〜1月7日ごろ約16日
やや短めの並び12月27日ごろ〜1月4日ごろ約9日

(出典:内閣府)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

「どのパターンになりそうか」は、自分の高校の年間行事予定表と照らし合わせれば、だいたい見えてきます。

覚えておきたい:
カレンダーの並びそのものは変えられないので、「何連休になるか」を先に把握したうえで、勉強・部活・バイト・遊びの配分を考えた方が、後から後悔しづらくなります。

高1・高2・受験生で変わる冬休みの過ごし方の目安

同じ冬の長期休業でも、高1・高2・高3で「優先したいこと」は少しずつ変わってきます。

ここでは、学年別に「どこまで頑張るか」「どこまで休むか」の目安を、まずは全体像から整理してみましょう。

学年別の勉強時間と冬休みのテーマをひと目でチェック

学年ごとの「1日の勉強時間の目安」と「冬休みのテーマ」を一覧にすると、次のようなイメージになります。

学年1日の勉強時間の目安冬休みの主なテーマ
高12〜4時間生活リズムを崩さず、苦手単元の復習と軽い先取り学習
高23〜5時間部活と両立しながら共通テストレベルの基礎固め
高3(受験生)6〜10時間過去問演習と基礎の総仕上げ、体調管理を含めたラストスパート

(出典:文部科学省)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

この表をベースにしながら、「自分はどのあたりなら無理なく続けられそうか」を考えていくイメージです。

高1は生活リズムを崩さず+軽めの先取り学習がちょうどいい

高1の冬は、高校生活にも少し慣れてきて、「気を抜くと生活リズムが一気に乱れがち」なタイミングです。

この時期に一番大切なのは、

  • 深夜まで起き続けない
  • 昼まで寝て1日が終わるパターンを避ける
    といった、基本の生活リズムを崩さないことです。

勉強面では、次のような軽めの先取り学習がちょうどよい目安になります。

  • 数学:2学期までの苦手単元の復習+3学期の導入を少しのぞく
  • 英語:単語・熟語の暗記と、短めの長文読解に慣れておく
  • 国語:現代文の読解問題を少しずつ解いて「読む量」を増やす

要点まとめ:
高1の冬は「がっつり受験モード」よりも、「生活リズムを守りつつ、少しだけ先に進んでおく」くらいのバランスがちょうどよく、その後の学年で効いてきます。

高2は部活と共通テストレベルの基礎固めを両立させる

高2になると、部活が一番忙しい時期を迎えている人も多い一方で、受験を意識した基礎固めもスタートさせたいタイミングです。

冬の長期休業では、次のようなイメージで動くとバランスが取りやすくなります。

  • 部活の練習日をまずカレンダーに入れる
  • そのうえで、共通テストレベルの基礎問題を毎日少しずつ進める
  • 「1日中ガッツリ勉強の日」を2〜3日だけ作り、模試形式の問題に触れてみる

特に英語と数学は、高2の冬から少しずつ共通テストレベルの問題に慣れておくと、後の高3で焦りにくくなります。

実践ポイント:
高2の冬は、部活をやめるか続けるかを悩みがちですが、「今の部活スケジュールでも1日2〜3時間は勉強時間が確保できるか」を一度冷静に確認してみるのがおすすめです。

高3(受験生)は冬期講習と過去問演習を中心に「1日の型」を決める

受験生にとって、冬の長期休業は本番がかなり近づいてきたラストスパートの時期です。

この時期のポイントは、

  • 冬期講習や自習室の開放時間を軸に、1日の流れを固定する
  • 過去問演習と復習のサイクルを、日単位・週単位で回す
  • 体調を崩さないよう、睡眠時間を削りすぎない

といった点です。

勉強時間の目安としては、1日6〜10時間程度を見込む受験生が多くなりますが、「やる時間」だけでなく「回復する時間」も含めて計画を立てることが大切です。

結論:
受験生の冬は、「何時間やったか」よりも「過去問と基礎のバランス」と「体調管理」が勝負になりやすい時期です。無理な詰め込みより、続けられる1日のリズムづくりを優先しましょう。

部活・塾・バイト別に見る高校生の冬休み1日の時間割イメージ

同じ日数の冬の長期休業でも、「何を中心に過ごすか」で1日の形は大きく変わります。

ここでは、よくある3つのパターンで、時間の組み方のイメージをまずは表で整理してみましょう。

部活・塾・バイト別の1日スケジュールをざっくり比較

典型的な1日の流れをタイプ別にまとめると、次のようになります。

タイプ午前の過ごし方午後〜夜の過ごし方
部活メイン部活の練習・試合帰宅後に3〜4時間の勉強と軽い復習
塾メイン自宅で前日分の復習や宿題塾の授業+帰宅後にその日の内容を短く振り返る
バイトあり勉強や家の用事を先に済ませるバイト中心の日にしつつ、すき間時間で小テストや暗記

(出典:文部科学省)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

この表をたたき台にして、「自分の1日だとどこを少し変えればうまく回りそうか」を考えていくイメージです。

部活がメインの人向け「午前部活+午後勉強」パターン

部活が盛んな高校では、冬の長期休業中も練習や試合がみっちり入ることがあります。

そんなときは、「午前中は部活、午後は勉強」と、ざっくり時間帯で役割を分けてしまうのがスムーズです。

イメージとしては、次のような流れです。

  • 午前:部活の練習・試合
  • 昼食〜休憩:帰宅・お風呂・少し休む
  • 午後:3〜4時間を目安に、宿題と主要科目の勉強
  • 夜:軽い復習と翌日の準備

これくらいのメリハリがあると、「部活で疲れすぎて何もできなかった」という日を減らしやすくなります。

ここがポイント:
部活のある日は「長時間の勉強」を目指すより、「毎日コンスタントに最低ラインをクリアする」と考えた方が、結果的に勉強時間の総量も安定します。

塾・予備校がメインの人向け「授業時間を軸に逆算する」パターン

冬期講習などで塾や予備校に通う人は、授業時間が1日の中心になります。

この場合は、

  • 授業開始時刻・終了時刻を先にカレンダーに書き込む
  • その前後の時間帯に「予習」「復習」「自習」を割り振る
    という考え方がフィットしやすいです。

たとえば、午後から夜にかけて塾がある場合、

  • 午前:前日の授業の復習+宿題
  • 午後〜夜:塾の授業
  • 帰宅後:その日の授業内容の軽い振り返り

のように、「塾で学んだことをその日のうちに一度整理する」流れを作っておくと、知識が残りやすくなります。

要チェック:
塾の時間は意外と長いので、「塾に行っている=勉強している」と思い込みすぎず、自分で問題を解く時間をどこで確保するかも意識しておくと安心です。

バイトも入れたい人向け「入れすぎないシフト」の組み方

冬の長期休業は、「バイトを増やしたい」「お年玉以外の収入がほしい」と感じる時期でもあります。

ただし、シフトを詰め込みすぎると、

  • 勉強時間がほとんど取れない
  • 生活リズムが崩れて体調を崩しやすい
    といったリスクも出てきます。

おすすめの目安は、

  • 週2〜3日程度、1日4〜6時間以内
  • テスト前や模試前の週はシフトを減らす
  • 「バイト明けの日」はあえて軽めのスケジュールにする

といったラインです。

注意点:
バイトを入れる前に、「この冬の勉強の最低ライン」と「休みたい日」を先に決めておくと、あとから後悔しにくいシフトになります。

保護者・家族で早めに確認したい冬休みの予定と注意点

高校生本人の予定だけでなく、家族の予定や帰省・旅行の計画とも冬の長期休業は深く関わってきます。
ここでは、保護者・家族と一緒に早めに確認しておきたいポイントを整理します。

年間行事予定・通知表・学校からのプリントで日程を早めに確認

まずは、学校関連の情報を一度机の上に集めて、日程をきちんと確認するところから始めるとスムーズです。

チェックしておきたいのは、次のようなものです。

  • 年度初めに配布された「年間行事予定表」
  • 2学期末に配られる学年だよりや冬休みのしおり
  • 通知表と一緒に配布される冬の予定表

都道府県や市区町村によっては、県内の公立学校の始業式・終業式・長期休業日を一覧にした資料を公開しているところもあります。

(出典:鳥取県)

補足:
紙のプリントは家族全員が見える場所に貼っておくと、「知らなかった」「聞いていない」といったすれ違いが減り、予定調整がしやすくなります。

帰省・旅行・塾・部活を1枚のカレンダーに書き出す

次に、学校以外の予定も含めて、すべて1枚のカレンダーに書き出してしまうのがおすすめです。

  • 家族の帰省・旅行の予定
  • 塾・予備校の冬期講習の日程
  • 部活の練習・試合・合宿
  • バイトのシフト(している場合)

これらを1枚にまとめると、「この日は完全オフ」「この日は朝から晩まで予定ぎっしり」といった日が一目でわかります。

判断の基準:
「3日連続で朝から夜まで予定が詰まっている」ような箇所があれば、その前後に意識的に休む日や、勉強に集中する日を置いて、負担をならしてあげると安心です。

生活リズム・防犯・体調管理で冬休み中に気を付けたいポイント

冬の長期休業中は、学校がない分だけ生活リズムや安全面の管理が本人任せになりやすい時期でもあります。

特に意識しておきたいのは、次のような点です。

  • 就寝・起床時間が極端にずれないよう、家族で声をかけ合う
  • 夜遅くの外出や、知らない場所への移動には十分注意する
  • インフルエンザや風邪が流行る時期なので、手洗い・うがい・防寒を意識する

注意点:
「冬休みだから」と気が緩みすぎると、年明けすぐの学校生活や受験勉強に響いてきます。ほどよく自由を楽しみつつ、基本的な生活リズムだけは崩しすぎないように意識しておきたいところです。

公立・私立・通信制など学校タイプによる冬休みの日程の違い

学校の種類によっても、冬の長期休業の決まり方には少しずつ違いがあります。

自分の高校がどのタイプに当てはまるかを踏まえたうえで、「なぜこの日程なのか」を理解しておくと、モヤモヤが減ります。

まずは全体の違いをざっくり比較してみましょう。

学校タイプ冬休み日数の傾向注意して確認したい点
公立高校地域の基準に沿った2週間前後教育委員会の基準+学校ごとの行事で数日前後の差が出やすい
私立高校2週間前後だが前後に補習を入れる例も多い独自行事や講習で、冬休み中も登校日が点在しやすい
通信制・定時制コースや科目による個人差が大きいスクーリング日程や科目ごとの出席日を個別に確認する必要がある

(出典:文部科学省)
※本記事の内容は執筆時点の情報です。内容が変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

公立高校は教育委員会の基準+学校ごとの行事で微調整される

都道府県や市区町村が設置している公立高校では、先ほど触れたように、教育委員会の基準が大きなベースになります。

そのうえで、

  • 学校独自の行事(文化祭・体育祭・修学旅行など)
  • 定期考査や実力テストの日程
  • 入試関連の準備日程

といった要素を組み合わせながら、学校ごとの年間行事予定が作られていきます。

そのため、公立同士でも、同じ県内で数日前後の差が出ることは普通にあります。

ここがポイント:
「同じ県なのに日程が違う」のは異常ではなく、学校ごとの行事の組み方の違いによるものと考えると、納得しやすくなります。

私立高校は独自行事や補習で前後に変動しやすい

私立高校は、学校ごとに教育方針や行事の組み方が大きく異なります。

たとえば、

  • 独自の行事(海外研修・特別講座など)が多い
  • 補習・講習を重視し、冬の長期休業中に授業を組み込む
  • 受験指導を強めに行い、高3の冬は「授業+自習」でかなり詰まっている

といったケースが見られます。

このため、カレンダー上は「冬休み」となっていても、その中に登校日や補習日が点在する形になることも少なくありません。

一言まとめ:
私立の場合は、「冬休み=完全フリー」ではなく、「登校日や補習を含めたスケジュール」として、学校からの案内を丁寧にチェックすることが大切です。

通信制・定時制は冬季スクーリング日程がカギになる

通信制や定時制の高校では、スクーリング(面接指導)の日程が冬の長期休業とも絡んできます。

  • 通信制:登校が必要なスクーリング日が、冬の時期に設定される場合がある
  • 定時制:夜間の授業が中心のため、冬の天候や交通状況を踏まえて日程が調整されることもある

この種の高校では、「一般的な冬休み」というよりも、自分が履修している科目やコースごとの日程を確認するのが最優先です。

ちょっと深掘り:
通信制・定時制は、同じ学校でも生徒ごとにスケジュールが違うことが多いので、「友だちと日程が違う」こと自体はごく自然なことと受け止めてOKです。

勉強と休息のバランスを取りやすくする冬休みの勉強計画

冬の長期休業は、「頑張ろうと思えばいくらでも予定を詰め込める」時期でもあります。
だからこそ、あらかじめバランスを決めておくことで、途中で息切れしにくくなります。

冬休み全体の「勉強時間の目安」と教科バランスをざっくり決める

最初に決めたいのは、「この冬の長期休業中に、1日あたりどれくらい勉強するか」というざっくりした目安です。

イメージとしては、

  • 高1:1日2〜4時間程度
  • 高2:1日3〜5時間程度
  • 高3(受験生):1日6〜10時間程度

といったラインが一つの目安になります。

そのうえで、

  • 英語・数学:ほぼ毎日触れる
  • 国語・理科・社会:日替わりまたはブロックでまとめてやる
    というように、教科ごとのリズムも決めておくと動きやすくなります。

覚えておきたい:
冬休みは「毎日同じ時間ぴったり」と決めるより、「最低ライン+余裕がある日は少し上乗せする」くらいの柔らかい目安のほうが、続きやすいことが多いです。

冬休み中に最低限終わらせたい「3つのタスク」の決め方

やることが多すぎると、「結局どれも中途半端だった」と感じてしまいがちです。

そこでおすすめなのが、冬の長期休業の最初に「この3つだけは終わらせる」と決めることです。

たとえば、

  • 英単語帳を○ページまで覚える
  • 数学の問題集を○章まで解き切る
  • 古文の文法を一通り復習する

といった具合に、「終わったかどうかがはっきりわかるタスク」を3つ選びます。

要点まとめ:
タスクは多くても3つに絞ったほうが、終わったときの達成感が大きく、「次の目標」にもつなげやすくなります。

予定が崩れたときのリカバリー用「ゆとり日」を最初から入れておく

冬の長期休業中は、急な用事や体調不良、家族の予定変更など、思い通りに進まない日も必ず出てきます。

そのときに、「計画通りにできなかった=失敗」と捉えてしまうと、一気に気持ちが折れやすくなってしまいます。

そこで、

  • 週に1日は「予備日」「ゆとり日」として、最初から余白としてカレンダーに入れておく
  • 何もなければ復習や、手をつけていなかった箇所に使う
  • 予定が崩れた週は、そのゆとり日で調整する

という形にしておくと、気持ちに余裕を持ったまま冬を乗り切りやすくなります。

アドバイス:
計画は「守るためのもの」でもありますが、「崩れても立て直しやすくするためのもの」でもあります。あえて余白を作っておくことが、長く続けるためのコツです。

よくある質問(FAQ)

Q. 高校の冬休みは全国どこでも同じ日程ですか?
A. 全国一律ではなく、地域や学校ごとに少しずつ違います。都道府県や市区町村の教育委員会、各高校の年間行事予定で正式な日程が決まるしくみになっています。

Q. 2025〜2026年の高校の冬休みは、いつからいつまでが多いですか?
A. 多くの高校で12月24〜26日ごろから1月5〜7日ごろまでの約2週間が目安です。ただし、寒い地域や温暖な地域では数日前後の差が出ることがあります。

Q. 北海道や東北など寒い地域の高校は、冬休みが長いって本当ですか?
A. 豪雪地帯では20日前後とやや長めの冬休みになる例があります。雪や気温の影響を考えて、授業や通学が安全に行える時期を調整している自治体が多いためです。

Q. 沖縄の高校は冬休みが短いと聞きましたが、どのくらいですか?
A. 沖縄県立高校では、12月26日〜翌年1月5日の間で校長が定める期間とされています。日数としては10日前後になるケースが多く、全国でも短めのグループに入ります。

Q. 高校生の冬休みにバイトを入れすぎると、勉強に影響しますか?
A. シフトを入れすぎると、勉強時間と睡眠時間が削られやすくなります。週2〜3日・1日4〜6時間程度を目安にし、テスト前は減らすなどメリハリをつけると両立しやすくなります。

Q. 受験生は冬休みに何時間くらい勉強するのが目安ですか?
A. 受験生の場合は1日6〜10時間程度を目安にするケースが多いです。ただし、今の学力や志望校、体調によって適切な時間は変わるので、睡眠を削りすぎず自分に合うペースを探すことが大切です。

Q. 高校の冬休みの日程は、いつごろまでに確認しておくのがいいですか?
A. 遅くとも11月中には学校の年間行事予定や配布プリントで確認しておくのがおすすめです。年末年始の旅行・帰省・塾・部活の予定が重なりにくくなり、家族との調整もしやすくなります。

まとめ

高校の冬の長期休業は、全国的には12月24〜26日ごろから1月5〜7日ごろまでの約2週間が一つの目安になります。

ただし、北海道・東北などの寒い地域ではやや長め、沖縄など温暖な地域では短めになることもあり、「うちだけ極端におかしい」というケースはそれほど多くありません。

この記事のポイントを振り返ると、次のようなイメージになります。

  • 日程は国の決まりと教育委員会の基準を踏まえて、各高校の年間行事予定で決まる
  • 同じ都道府県内でも数日程度の差は普通にある
  • 高1・高2・受験生で、冬休みに優先したいことは少しずつ変わる
  • 部活・塾・バイトと勉強は、「時間帯」と「日数」の決め方でかなり両立しやすくなる

まずは、自分の高校の年間行事予定と家族のカレンダーを並べてみて、「この冬はどこに力を入れたいか」を書き出してみてください。
それだけでも、冬休みが「なんとなく過ぎてしまう期間」から、「やりたいことに時間を使える期間」に変わっていきます。

参考文献・出典

  1. 文部科学省「学習指導要領等(学校教育法施行規則・学校教育法施行令関連)」
  2. 内閣府「国民の祝日について」
  3. 岐阜県「令和7年度冬季休業(終業日から始業日)の予定」
  4. 鳥取県「県内学校の始業式・終業式等日程(令和7年度 冬季休業日程等)」
  5. 大阪府立成城高等学校「令和7年12月の予定(12月25日〜1月7日冬季休業)」
  6. 沖縄県「沖縄県立高等学校管理規則(冬季休業日の規定)」
  7. 東京電力エナジーパートナー くらしの情報サイト「【令和7年度】2025年度の冬休みはいつからいつまで?地域別一覧」
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