紫の作り方で濁る原因は?灰色・茶色になったときの直し方早見表

紫の作り方で濁る原因

紫を作ろうとして赤と青を混ぜたのに、なぜか灰色や茶色になってしまうとかなりショックですよね。

せっかくの作品も台無しに見えて「色センスがないのかな」と落ち込んでしまいがちです。

ただ、紫が濁るのはセンスではなく、ほとんどが「色の組み合わせ」と「混ぜ方の手順」が原因なんです。

今パレットの上にある濁った紫も、状態しだいでは「くすみカラー」や影色として十分救えることが多いです。

この記事では、濁った紫の「見た目」から原因を逆引きして、今すぐできる直し方と、次から濁らせないためのチェックポイントを早見表で整理していきます。

【この結論まとめ】

  • 灰色・茶色になった紫は、黄色や補色が入りすぎたサインとして考えると原因を見つけやすくなります。
  • 完全な泥色は作り直しが現実的ですが、少しの濁りなら影色やくすみカラーとして十分活かせます。
  • 混色前の「赤と青の選び方」と「少しずつ混ぜる手順」を押さえるだけで、紫の失敗はかなり減らせます。
目次

紫の作り方で濁ったとき|まず症状別に原因をざっくり把握する

最初に大事なのは「今の紫がどんなふうに濁っているか」を自分の言葉で整理することです。

見た目をざっくり分類しておくと、あとから原因と直し方を選びやすくなります。

出来上がった紫の見た目別に「症状」を言葉にしてみる

紫が濁ったとき、多くの場合は次のような見え方のどれかに当てはまります。

  • 灰色っぽい紫に見える
  • 茶色っぽくくすんだ紫に見える
  • 紫だけれど全体的に暗く沈んで見える
  • 赤紫にしたつもりがくすんだ赤茶寄りになった
  • 青紫にしたつもりが緑っぽくにごって見える

自分の色がどのパターンかを先に決めておくと、後の早見表から対処を選びやすくなります。

【紫が濁ったときの症状別ざっくり原因早見表】

症状の見え方主な原因優先アクションの方向性
灰色っぽい紫補色が混ざりすぎて中和されている影色として活かすか、新しく作り直すかを判断する
茶色っぽい紫赤か青に黄色系が多く含まれている黄色の少ない赤・青で作り直す方向で考える
暗く沈んだ紫黒や補色を足しすぎ、混ぜすぎ水で薄めて影に使い、鮮やかな紫は別に作る
赤茶寄りの紫黄みの強い赤を多く使いすぎている青を足すより、赤の種類を変えて作り直す
緑がかった紫青が緑寄りで黄色成分が多い赤紫系を足すより、青を選び直して作り直す

(出典:ホルベイン工業)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

症状からおおまかな原因を逆算する考え方

色相環という色の並びを思い浮かべると、症状から原因を逆算しやすくなります。

紫は「赤と青の間」にある色なので、ここから外れて黄色や緑の方向に近づくほど灰色や茶色になりやすいというイメージです。

灰色っぽさや茶色っぽさが強いほど、紫の反対側にある「補色方向」の色が混ざりすぎていると考えると整理しやすくなります。

基本の混色比率やきれいな紫の作り方そのものを確認したいときは、全体のルールをまとめた記事も合わせて見ておくと安心です。

ここがポイント:
症状を言葉にして色相環のどの方向にずれたかを意識すると、むやみに色を足さずに済みます。

今の紫を生かすか作り直すかの判断基準

完全な泥色になった紫を、理想どおりのきれいな紫まで戻すのはかなり難しいです。

一方で、少しにごった程度の紫なら「影用の紫」「くすみカラー」として使い道が残っています。

紙の端に試し塗りをしてみて、他の色と並べたときに雰囲気が合うならそのまま活かし、どうしても違和感が強いときは思い切って新しい紫を作り直すほうがスムーズです。

判断の基準:
「見せ場に使う紫か、影や背景に回す紫か」で役割を決めると、救う色とリセットする色を分けやすくなります。

灰色・茶色になった紫|黄色が混ざったときの原因と直し方

紫が灰色や茶色に寄ってしまう一番多い原因は、「知らないあいだに黄色が混ざっている」ことです。

黄色が加わると赤+青+黄の三色になり、色が中和されて濁った印象になりやすくなります。

黄みの強い赤・緑寄りの青を混ぜたときに起きること

手元の赤や青の中には、見た目以上に黄色成分を多く含む色があります。

オレンジ寄りの赤や、やや緑がかったシアン系の青などは、混ぜると自動的に黄色が足されている状態になりやすいです。

その結果、理論上は紫になるはずなのに、実際には赤+青+黄が一緒になり、灰色や茶色に近い「にごりのゾーン」に入りやすくなります。

ちょっと深掘り:
同じ赤や青でも黄色成分の多いタイプは、紫よりもオリーブや茶色側に転びやすいと覚えておくと混色の見通しが立ちやすくなります。

少し茶色っぽい紫を「ワインカラー」「くすみカラー」として救うコツ

ほんのり茶色寄りの紫は、視点を変えると落ち着いたワインカラーやくすみカラーとして使えます。

肌色やベージュ、グレーと合わせると、ファッションイラストや静物画などで大人っぽい雰囲気を出しやすくなります。

花の影や背景の布など、画面の主役より半歩引いた場所に使うと、失敗ではなく「計算された色」に見せることもできます。

アドバイス:
少しの茶色っぽさはむしろ味として活かし、主役の部分だけは新しく作った澄んだ紫を使い分けると全体が整いやすくなります。

どうしても泥色なときのリセット方法

混ぜ続けて完全な泥色になってしまったときは、そこから理想形に戻そうとするとさらに色が増えて事態が悪化しがちです。

パレット上のその色は一度ティッシュなどで大きく拭き取り、新しい場所に少量の赤と青だけを出して、改めて混色をやり直すほうが近道です。

その際は、さきほど濁りの原因になった黄色系の絵の具を一旦使わず、黄みの少ない赤と青を意識して選ぶようにします。

失敗しないコツ:
「泥色は無理に救わず、影色か背景に回し、きれいな紫は別レーンで作る」と決めておくと、混色の迷いがぐっと減ります。

【灰色・茶色に転んだ紫の状態別・応急処置早見表】

見た目紫みの残り具合できる応急処置
ほんのり茶色寄りの紫紫をまだ感じるくすみカラーとして背景や服に使い、主役部分は別の紫で塗る
灰色寄りで少しだけ紫みわずかに紫を感じる水で薄めて影に使い、必要なら上から鮮やかな紫を重ねる
ほぼ茶色の泥色紫をほとんど感じない影色や汚れ表現に回し、紫としては新しく作り直す
どす黒い灰紫重く濁っている水や白で薄めてグラデーションにし、鮮やかな紫は別で用意する

(出典:ホルベイン工業)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

暗くて鈍い紫になったとき|混色しすぎ・絵の具選びをリセット

紫が暗く沈んで見えるときは、黒や補色を足しすぎたか、単純に混ぜすぎて彩度が落ちているケースが多いです。

このタイプの濁りは、元の色を完全に戻すより「用途を変える」ほうが現実的になります。

黒や補色を足しすぎたときに起きる「彩度落ち」の正体

黒は明るさを下げるだけでなく、色の鮮やかさそのものも一緒に落としやすい色です。

「少し暗くしたいだけ」のつもりで黒を何度か足していると、気づかないうちに色味が抜けて、どんよりと鈍い紫になりやすくなります。

また黄色や黄緑など紫の補色に近い色を重ねすぎても、色が中和されて彩度が下がり、くすんだ印象になってしまいます。

注意点:
暗さを出したいときは黒を一気に足すのではなく、同系色の濃い色や重ね塗りで調整するほうがきれいな紫を保ちやすくなります。

「混ぜすぎて濁る」を防ぐ混色の手順

多くの色を一度に混ぜ続けると、どんな色でも最終的には灰色〜茶色方向に向かいやすくなります。

パレット上では、小さめのスペースで少しずつ混ぜて試し塗りをし、「この段階ならまだ鮮やか」というところで一度手を止めるのが安心です。

新しい色を足すときは、スプーン一杯ではなく耳かき一杯くらいのイメージでごく少量ずつ混ぜると、大きな失敗になりにくくなります。

ここがポイント:
「もう一滴だけ」と何度も足す前に、紙の端で必ず試し塗りを挟む習慣をつけると、混ぜすぎによる濁りがぐっと減ります。

一度暗くした紫を「影色」として活かす考え方

暗く沈んだ紫は、花や布、人物の影などに使うとむしろ便利な色になります。

明るい紫の隣に、少し暗い紫を影として置くだけでも、立体感や奥行きが出やすくなります。

「失敗した色」と決めつけず、作品のどこならこの暗さが活きるかを探して役割を変えると、混色のストレスも減っていきます。

一言まとめ:
暗くなりすぎた紫は、メインカラーから役割を降りて「影担当」に転用することで、作品の深みを出す味方に変えられます。

【暗く沈んだ紫の原因別・やっていいこと/ダメなこと一覧】

原因やっていいことやめたほうがいいこと
黒を足しすぎた水や白で少し薄めて影や背景に使うさらに黒を足してごまかそうとする
補色を重ねすぎた同系色の紫を上から重ねて色味を少し戻す補色を逆補正しようと別の補色を足す
多色を混ぜすぎた用途を決めて部分的に使い、新しい紫は別で作る泥色を無理にメインカラーに戻そうとする
乾燥のムラで暗く見える水分量を調整しつつ同じ方向に塗り重ねる濡れた部分を何度もこすって紙を傷める

(出典:ホルベイン工業)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

赤寄り・青寄りが決まらない紫|色相のズレを整える混色バランス

イメージでは赤紫にしたかったのに青紫になってしまうなど、思っていた方向と違う紫になることもよくあります。

この場合は濁りというより「色相のずれ」が原因なので、バランスの整え方も少し変わってきます。

赤寄りにしたいのに青寄りになるときの調整ステップ

赤紫を目指しているのに青っぽさが勝つときは、使っている青が強すぎるか、赤が黄み寄りで紫に寄りにくい場合が多いです。

まずは、赤を少し足す前に今の紫を水でわずかに薄めて、色の傾きをもう一度確認してみると状況がつかみやすくなります。

そのうえで、黄みの少ないマゼンタ寄りの赤をごく少量ずつ足していくと、濁りを増やさずに赤寄りの紫に近づけやすくなります。

実践ポイント:
すでに青が多く入っているときに赤を一気に足すと泥色リスクが高まるので、少量ずつ「様子見」を挟むことが大切です。

青寄りにしたいのに赤っぽく見えるときの対処

青紫を作りたいのに赤味が強くなるときは、赤の量が多すぎるか、そもそも青が赤味のある色を選んでいる可能性があります。

この場合、青をただ足すよりも、現在の混色を一度絞ってから、あらためて赤を控えめにした新しい紫を作ったほうがクリアな青紫になりやすいです。

もし青を選び直せるなら、やや緑寄りではなく、赤味のあるウルトラマリン系の青を選ぶと、自然な青紫を作りやすくなります。

要点まとめ:
青寄りの紫を安定して作るには「どの青を選ぶか」が重要で、足す量よりも最初の色選びを見直すほうが近道になります。

色相が決まらないときに便利な「三原色」発想

手元の絵の具の名前だけで考えると迷いやすいときは、三原色の考え方で整理すると落ち着きやすいです。

赤系の中からマゼンタに近い色、青系の中からシアンやウルトラマリン寄りの色を見つけるようにすると、紫の方向が安定していきます。

黄色系は紫を濁らせやすいので、三原色のうち「黄」は紫を作る段階ではあえて使わないと決めておくと安心です。

覚えておきたい:
紫を作るときは三原色のうち「赤と青担当」だけを選び、黄色担当は意図的に外すと色相のブレと濁りを同時に防ぎやすくなります。

【赤寄り・青寄りの紫バランス調整早見表】

今の見え方目指す方向足す・控える色のポイント
青味が強い紫赤紫寄り黄みの少ない赤を少しずつ足し、青はこれ以上増やさない
赤味が強い紫青紫寄り新しく青を選び直し、赤の量は控えめにして作り直す
どっちつかずの紫はっきりした色味どちらか一方の色を決めて少しずつ足し、途中で用途を決めて止める
わずかに緑がかった紫クリアな紫緑寄りの青を避け、赤紫寄りの色を使って新しく作る

(出典:ホルベイン工業)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

水彩・アクリル・色鉛筆など画材別の紫が濁るよくある失敗

同じ紫でも、水彩かアクリルか、色鉛筆かによって濁りやすいポイントが少しずつ違います。

自分が使っている画材のクセを知っておくと、同じ失敗を繰り返しにくくなります。

水彩絵の具で紫がにごるときの原因と直し方

水彩は、筆洗いの水やパレットの汚れがそのまま色に影響しやすい画材です。

水がすでに濁っている状態で新しい紫を作ると、透明感が出にくくなり、にごりが目立ちます。

こまめに水を替え、パレットの上にも残っている別の色をきれいに拭き取ってから紫を作るだけでも仕上がりは大きく変わります。

注意点:
水彩では「筆洗いの清潔さ=色の透明感」に直結するので、特に紫など繊細な色ほど水とパレットを頻繁にリセットするのがおすすめです。

アクリル絵の具で紫がムラ&にごりになるときの対策

アクリルは乾きが早いぶん、混ぜているあいだに一部が半乾きになってムラやにごりが出やすい画材です。

パレットの上で長時間こね続けるより、必要な量だけをさっと混ぜて、乾く前に塗り切る意識を持つと色の濁りを抑えられます。

水分を極端に増やしすぎると顔料の密度が不均一になりやすいので、メーカーが推奨する程度の薄め方を意識して調整すると安定します。

ここがポイント:
アクリルの紫は「時間との勝負」になりやすいので、混ぜすぎず、塗る量だけ素早く作ってすぐにキャンバスに載せるリズムを意識するときれいな発色を保ちやすくなります。

色鉛筆で紫がくすむときの塗り重ねと紙選びのコツ

色鉛筆は、強い筆圧で何度も重ねると表面がワックスでコーティングされ、上から色が乗りにくくなっていきます。

紫を作るときも、最初から強い力で塗ると赤や青を重ねても濁った印象のまま変化させにくくなります。

ややざらっとした紙を選び、最初の数層は軽い筆圧で赤と青を交互に重ねるようにして、必要なところだけ最後に少し強く塗ると、にごりを抑えた深みのある紫になりやすいです。

初心者がつまずく点:
色鉛筆の紫は「最初から濃く塗りすぎる」とにごりやすいので、薄く何層も重ねる前提で計画的に塗るとコントロールしやすくなります。

【画材別・紫が濁る典型パターンと対処一覧】

画材よくある濁り方対処の方向性
水彩水やパレットの汚れでグレーっぽくなる水をこまめに替え、パレットを清潔にしてから混色する
アクリル半乾きのまま混ぜてムラっぽく暗くなる必要量だけ素早く混ぜて塗り切り、長時間こね続けない
ポスターカラー不透明で重ねすぎてどろっと濁る薄く塗る層と濃く塗る層を分け、一度乾かしてから重ねる
色鉛筆強い筆圧で塗りつぶし上から色が乗らない弱い筆圧の多層塗りを心がけ、紙の凹凸が残るうちに色を重ねる

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

次から紫を濁らせないためのチェックリストと混色のコツ

一度原因がわかると、次からは「事前チェック」で失敗をかなり減らせます。

混色を始める前に、いくつかのポイントを習慣として確認しておくと安心です。

混色前にチェックしておきたい赤・青の選び方

紫を作るときは、黄みの少ない赤と、緑みの少ない青を選ぶのが基本になります。

赤の中では、オレンジ寄りではなく、ややピンク〜マゼンタ寄りに見えるものを優先して選ぶときれいな紫につながりやすいです。

青は、あまり黄緑方向に転ばず、深い青やすみれ色を連想させる色を基準にすると、濁りにくい紫のスタートになります。

大事なところ:
名前ではなく「実際に紙に塗ったときの見え方」で赤と青を選ぶと、自分の手持ちセットに合った紫づくりの感覚がつかみやすくなります。

濁りにくい混色手順|順番・量・試し塗りの習慣

混色の順番としては、まずパレットに少量の水と赤を出し、そこに青を少しずつ足していく流れが安定します。

最初から両方の色を多めに出してしまうと、一度に混ざる量が増えてコントロールが難しくなります。

混ぜるたびに紙の端に小さく試し塗りをし、「ここまではきれい」「ここから先は濁りそう」という境目を自分の目で覚えていくことが大切です。

実践ポイント:
「パレット上で完璧な色を作る」のではなく、「紙に塗りながら微調整する」という発想に変えると、混ぜすぎによる失敗が大きく減ります。

作品全体で「くすみ色」を味方にする考え方

すべての紫を最大限に鮮やかにしなくても、作品としてはむしろバランスが取りやすくなります。

主役にしたい部分だけを澄んだ紫にし、背景や影には少しくすんだ紫をあえて使うと、視線の集まる場所とそうでない場所の差が自然に出てきます。

くすんだ紫も「画面に深みを足す色」として考えると、失敗ではなく選択肢のひとつとして扱えるようになります。

要点:
鮮やかな紫とくすんだ紫を「どちらも必要な役者」と考えると、混色の失敗が怖くなくなり、配色の幅も広がっていきます。

【紫を濁らせないための事前チェックリスト】

チェック項目何を確認するかひとことメモ
筆洗いの水すでに濁っていないか少しでも色がついていたら早めに替える
パレットの状態他の色が残っていないか新しい紫用のスペースを必ず作る
赤の種類黄みが強すぎないかオレンジ寄りよりマゼンタ寄りを優先する
青の種類緑っぽく見えないか緑に寄る青は黄色成分が多く濁りやすい
黒・白の使い方すぐ足していないか最後の微調整だけに使う意識で抑える

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

まとめ

紫が灰色や茶色に濁ってしまうとき、多くの場合は「黄色や補色が混ざりすぎた」か「色を混ぜすぎた」ことが原因になっています。

今の紫が灰色寄りなのか茶色寄りなのか、赤寄りなのか青寄りなのかを言葉にして整理すると、原因と直し方の方向性が見えやすくなります。

完全な泥色になってしまったときは、無理に修正せず影や背景に回し、きれいな紫は黄みの少ない赤と青で新しく作り直すほうが結果的にスムーズです。

逆に、少しくすんだ程度の紫なら、ワインカラーやくすみカラーとして意識的に配置すると、作品全体の色に深みを足す役割を担ってくれます。

まずは手元の紫を紙の端にいくつか試し塗りしてみて、どの色を救ってどの色を作り直すかを決めるところから一歩進めてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 紫が完全に灰色・茶色になってしまった絵の具は、もう使えませんか?
A. 理想の紫に戻すのはほぼ難しいですが、影や背景、汚れの表現などに使う色としてなら十分活かせます。

Q. 学童用12色セットだけでも、きれいな紫は作れますか?
A. 黄みの少ない赤と緑みの少ない青を選べば、やや落ち着いた印象にはなりますが、きれいな紫を作ることは十分可能です。

Q. 黒を混ぜたら一気にくすんだ紫になりましたが、どう直せばいいですか?
A. 黒は少量でも彩度を大きく下げるので、水や白で薄めて影色として使い、鮮やかな紫は別に作り直すのが現実的です。

Q. 水彩で紫を作ると紙がムラになって汚く見えますが、原因は何でしょうか?
A. 水分量が多すぎるか、濡れているところを何度もこすって紙を傷めている可能性が高く、薄く塗って乾かしながら重ねると落ち着きやすくなります。

Q. 色鉛筆で紫を塗るときに表面がテカテカして上から色が乗りません。
A. 強い筆圧で塗りつぶすとワックス層ができてしまうので、最初は弱い力で何層か重ね、仕上げだけ少し強く塗るようにすると上からの色も乗りやすくなります。

Q. きれいな紫を作るなら、最初から紫のチューブ絵の具を買ったほうが良いですか?
A. よく使うなら単色の紫も便利ですが、混色で作れるようになると色幅が広がるので、基本は赤と青の混色を身につけたうえで補助的に使うのがおすすめです。

Q. くすんだ紫も作品に活かせますか?
A. 背景や影、落ち着いた服や小物などに使うと全体の色に深みが出るので、鮮やかな紫との対比でうまく配置すれば印象を豊かにできます。

参考文献・出典

  1. サクラクレパス「紙粘土の色付け材料と方法、きれいに仕上げるコツ」
  2. エデュース「画用紙の選び方」
  3. ホルベイン工業「ACRYLART Vol.26(PDF)」
  4. ホルベイン工業「ACRYLART Vol.14(PDF)」
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