色鉛筆で作るエメラルドグリーン|12色セットでできる重ね塗りテクニック集

色鉛筆で作るエメラルドグリーン

12色の色鉛筆セットやクーピーで絵を描いていると、「エメラルドグリーン」という色名が見つからなくて戸惑うことがありますよね。

水色はあるし黄緑も緑もあるのに、「ちょうどあの青緑」が出せなくて、何度か試しているうちに紙がガサガサになってしまった経験がある人も多いはずです。

実は、一般的な学童用の12色セットでも、水色・黄緑・緑・黄色・白あたりがそろっていれば、エメラルドグリーンにかなり近い色はきちんと作れます。

しかも「どの色をどう重ねるか」のレシピさえ分かれば、海や宝石、葉っぱなどのモチーフごとに、透明感や深さもけっこう自由に調整できます。

ここではサクラクレパス、三菱鉛筆、トンボ鉛筆などの学童用12色セットをもとに、色名ベースでそのまま試せる重ね塗りレシピをまとめていきます。

【この結論まとめ】

  • 12色の色鉛筆やクーピーだけでも、水色・黄緑・緑・黄色などを重ねれば十分エメラルドグリーンに近い色が作れる。
  • サクラクレパス・三菱・トンボなど主要メーカーの12色セットは構成が似ているため、色名の対応関係を押さえれば、自分のセットでもレシピをそのまま応用できる。
  • 海・宝石・植物などモチーフごとに重ねる順番と回数を意識し、筆圧をコントロールすることで、透明感やツヤをコントロールしやすくなる。
  • 暗くなりすぎたりムラになっても、白や周囲の色でなじませるリカバリー方法を知っておけば、失敗を恐れずに何度も試せる。
  • まずは小さな色見本づくりから始め、気に入ったエメラルド系のレシピだけを本番のイラストや図工の作品に取り入れていくのが近道になる。
目次

12色の色鉛筆・クーピーでエメラルドグリーンを作る基本レシピ

まずは「12色しかないけれど、本当にエメラルドグリーンっぽい色が作れるのか」という疑問からはっきりさせていきます。

多くの学童用12色セットには、水色・黄緑・緑・黄色・白あたりが入っていて、これらを重ねることでエメラルド系の青緑は十分に再現できます。

ここでは、紙の端でそのまま試せる基本レシピを一覧にしておきます。

【12色セットで作るエメラルド系レシピ早見表】

レシピのイメージ使用する順番仕上がりの特徴
定番エメラルド水色 → 黄緑 → 緑 → 白少し明るくすっきりした青緑
ミント寄り水色 → 黄色 → 黄緑黄みが強めのやわらかい青緑
宝石寄りの深さ水色 → 緑 → 青少し深みのあるクールな青緑
透きとおる浅瀬白 → 水色 → 黄緑かなり明るく透明感のある色

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

青+緑+白(黄)で作るときのバランスとイメージの目安

エメラルドグリーンはひと言でいえば「青みが主役の爽やかな緑」です。

そのため、青系(多くの12色では水色)が色の中心になり、黄緑や黄色は「少しだけ足す脇役」というイメージで考えると失敗しにくくなります。

黄色や黄緑を入れすぎると、エメラルドというよりは「普通の黄緑」になりやすくなります。

逆に緑や青を足しすぎると、どんどん暗く重くなっていき、透明感が薄れてしまいます。

白は「最後の微調整用」として考えると扱いやすく、下地にうすく塗るか、一番上から軽くなでて明るさを調整するのに向いています。

青系を基準に、「黄は少し」「白は最後に様子を見て足す」というバランスを意識すると、好みのエメラルドを見つけやすくなります。

要点まとめ:
エメラルドはあくまで「青が主役」で、「黄は少し」「白は明るさ調整」という役割分担を意識すると、狙ったイメージに近づきやすくなります。

12色セットでまず選びたい3本(みずいろ・きみどり/みどり・きいろ)

具体的に、学童用12色セットから真っ先に手に取りたいのは次の3本です。

水色にあたる色。

黄緑または黄緑に近い黄緑系の色。

緑にあたる色。

多くのセットでは、「みずいろ」「きみどり」「みどり」という名前になっていることが多いです。

もし黄緑が入っていないセットの場合は、「きいろ+みどり」の重ね塗りで黄緑の代わりを作ってから、エメラルドレシピに組み込むとよいです。

この3本を中心に、足りないところをきいろやしろで補うイメージを持っておくと、どんなメーカーの12色でも応用が利きます。

ここがポイント:
「水色・黄緑・緑」の3本をエメラルド用のメインメンバーと決めておくと、どんな12色セットでも迷わず組み立てができます。

にごらせない塗り順と筆圧の基本(下塗り→中間→仕上げ)

エメラルド系をきれいに見せるには、色の順番と筆圧のコントロールがとても大事です。

基本は「明るい色から暗い色へ」「薄い力から少しずつ強く」です。

下塗りでは、水色や白を使い、鉛筆を寝かせてごく軽い力で面全体を薄く塗ります。

中間では、黄緑を重ねていきますが、この段階もまだ力は中くらいにとどめておきます。

最後に、影になりそうな部分だけを狙って緑や青を少しだけ重ねると、全体は明るいまま、奥行きだけが出てくれます。

一度に濃く塗ろうとすると紙が毛羽立ちやすいので、「3回くらいに分けて濃くする」と考えると安全です。

失敗しないコツ:
「明るい色を広く」「暗い色は部分的に」を意識して、筆圧も少しずつ上げていくと、にごりを防ぎながら透明感を残せます。

メーカー別12色セットで選ぶ色と組み合わせ(サクラ・三菱・トンボ)

次に、「自分の持っているメーカーの12色セットで、どの色がエメラルドづくりに使えるのか」を整理しておきます。

学童用の12色セットはメーカーによって色名が少し違いますが、水色・黄緑・緑・黄色といった基本構成はかなり共通しています。

まずは代表的な3社で、水色ポジションと黄緑・緑ポジションにあたる色名を確認しておきましょう。

【主要メーカー12色セットの色一覧表】

メーカー水色ポジションの色名黄緑・緑ポジションの色名
サクラクレパスみずいろきみどり・みどり
三菱鉛筆 880 12色みずいろきみどり・みどり
トンボ鉛筆 NQ 12色みずいろ(または水色)黄緑・緑

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

サクラクレパスの12色で作るときの組み合わせ(きいろ/みずいろ/きみどり/みどり)

サクラクレパスの学童用色鉛筆12色やクーピーペンシル12色には、「きいろ」「みずいろ」「きみどり」「みどり」がそろっています。

一番扱いやすい定番レシピは次の順番です。

みずいろで全体を薄く塗る。

きみどりをやや強めの筆圧で重ねる。

影になりそうな部分だけ、みどりを部分的に足す。

さらに明るくしたい場合は、最初にしろで薄く下地を塗ってから同じ順番で重ねるか、最後にしろで軽くなでて色をなじませます。

海や宝石など、透明感を出したいモチーフでは「みずいろときみどりを主役」「みどりは少しだけ」と覚えておくとよいです。

要点まとめ:
サクラの12色なら、「みずいろ→きみどり→みどり」を基本の柱にして、しろときいろで明るさや黄みを微調整していくのがおすすめです。

三菱uni 880・学童用12色セットで作るときの組み合わせ

三菱鉛筆の「色鉛筆 880 12色」も、構成はサクラとよく似ていて、「みずいろ」「きみどり」「みどり」「きいろ」「しろ」が入っています。

こちらも基本の考え方は同じですが、芯がややしっかりめなので、力を入れると濃くなりやすい特徴があります。

まずはみずいろを本当に軽い力で広く塗り、きみどりを「中くらいの力」で重ねていきます。

最後の仕上げ用のみどりは、鉛筆を立て気味に持ち、細かい線で重ねると、紙の目がつぶれにくく自然にまとまります。

黄みを強くしたいときは、みずいろの前にうすくきいろを敷くか、きみどりの上からきいろをサッとなでる程度にとどめるのが無難です。

実践ポイント:
三菱の880は発色がはっきり出やすいので、最初の2〜3回は「思っているより弱い力」で試し塗りして、ちょうど良い筆圧を探してみるのがおすすめです。

トンボ鉛筆NQ 12色で作るときの組み合わせ

トンボ鉛筆の「色鉛筆NQ 12色」も、黄色・黄緑・緑・水色・青などがバランスよく入っている構成です。

NQシリーズはなめらかに塗り広げやすいので、海や空などの広い面を塗るときに特に扱いやすいセットです。

エメラルド用の基本レシピは次の通りです。

水色で全体を大きめに下塗りする。

黄緑で中間トーンを作る。

必要なところだけ緑や青を細かく足して深さを出す。

青を入れると一気に「海らしさ」「宝石らしさ」が出るので、暗くしすぎないように、少しずつ様子を見ながら加えるのがコツです。

ここがポイント:
トンボNQは面塗りが得意なので、「水色で広く」「黄緑で調整」「青と緑でアクセント」という三段構えを意識すると、まとまりのよいエメラルド系が作れます。

100均・無印など色名が違うセットでの置き換え方の考え方

100均の色鉛筆セットや無印良品の色鉛筆などでは、「みずいろ」ではなく「スカイブルー」、「きみどり」ではなく「イエローグリーン」といった英語寄りの色名になっていることも多いです。

この場合は、次のような考え方で置き換えると分かりやすくなります。

水色ポジションは「Sky blue」「Light blue」などの薄い青。

黄緑ポジションは「Yellow green」や黄と緑のあいだの色。

緑ポジションは単に「Green」と書かれていることが多いです。

色名だけで迷うときは、実際に紙の端に塗ってみて、「青寄りか黄寄りか」「明るいか暗いか」を目で確かめるのが一番確実です。

覚えておきたい:
名前よりも「見たときの印象」で、水色役・黄緑役・緑役を決めてしまうと、メーカーが変わっても同じレシピをそのまま応用しやすくなります。

モチーフ別の重ね塗りパターン早見表(海・宝石・植物など)

同じエメラルド系でも、「海」「宝石」「葉っぱ」では欲しい雰囲気が少しずつ違ってきます。

ここでは、よく使うモチーフごとに、おおまかな重ね順を早見表で整理しておきます。

【モチーフ別エメラルド系レシピ早見表】

モチーフおすすめレシピの順番
海・浅瀬白 → 水色 → 黄緑
海・深い部分水色 → 黄緑 → 緑 → 青少し
宝石・ガラス水色 → 黄緑 → 緑 → 白でハイライト
葉っぱ・森黄緑 → 緑 → 水色少し

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

海・湖の透明感を出すときの重ね方(明るい浅瀬〜深い海まで)

海をエメラルド系で塗るときは、「浅瀬は明るく黄み寄り」「沖の方は青み寄り」でグラデーションを作ると、それらしく見えます。

浅瀬側は、白で下地を引いてから水色をうすく塗り、その上に黄緑を重ねると、光が差し込んだような色になります。

少し沖のエリアでは、水色をベースにして黄緑と緑を重ね、さらにところどころ青を足してあげると、深さが出てきます。

水平線に近い遠くの海は、水色と青だけで処理してしまい、黄緑をあまり使わないほうが、落ち着いた遠景になります。

1分で要点:
浅瀬は「白+水色+黄緑」で明るく、沖は「水色+黄緑+緑+少し青」で深くというイメージで、横方向のグラデーションを意識すると海の立体感が出てきます。

宝石・ガラス・アクセサリーに使うキラッとした青みの緑

宝石のエメラルドやガラスのアクセサリーを描くときは、「明るい部分を残す」「輪郭や影を少し濃くする」ことがポイントになります。

まず、水色で宝石全体の形をふんわり塗っておきます。

次に、黄緑で面の向きに沿った三角形や四角形の面を描き分けるように重ねます。

影になりそうな辺や角だけを狙って、緑や青を少しだけ強めの力で重ねると、キラッとしたコントラストが生まれます。

一番光が当たっているところは何も塗らずに紙の白を残すか、あとから消しゴムで細い線を抜くと、ガラスらしいツヤが出ます。

結論:
宝石は「水色と黄緑で面を作る」「緑と青は影専用」「ハイライトは紙の白を残す」の三つを守ると、少ない色数でもキラッとした質感を出しやすくなります。

森や葉っぱ・ファンタジー背景での使いどころと配色バランス

森や葉っぱを描くとき、全部をエメラルドにしてしまうと少し不自然に見えることがあります。

基本はふつうの緑や黄緑で葉っぱを描き、ところどころにエメラルド系の色を混ぜてあげるイメージが自然です。

太陽の光が当たるところには、黄緑やエメラルド寄りの明るい色を、影になっているところには濃い緑や青みの強い緑を置きます。

ファンタジーっぽい背景にしたいときは、木の根元や霧の表現にエメラルド系を多めに入れると、世界観がぐっと独特になります。

見逃せないのが:
森や葉っぱでは「全部をエメラルドにする」のではなく、「光の当たる部分やポイントだけエメラルド系にする」と、自然さとファンタジー感のバランスが取りやすくなります。

透明感とツヤを出す塗り方のコツ(紙・筆圧・塗る方向)

同じレシピでも、「紙の種類」「筆圧」「塗る方向」で仕上がりはかなり変わります。

ここでは、透明感やツヤを出すための基本的な塗り方の目安をまとめておきます。

【筆圧と塗り重ね回数の目安表】

段階筆圧と回数の目安
下地づくりとても弱い力で1〜2回
色を乗せる中くらいの力で1〜2回
仕上げ調整やや弱めの力で1回なじませる

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

紙の種類と下塗りで変わる発色と透明感

コピー用紙のようなツルツルした紙と、画用紙のように少しザラザラした紙では、同じ色を塗っても見え方が違ってきます。

ツルツルした紙は色がのりやすく、少ない回数で鮮やかに見えますが、重ねすぎると表面がワックスっぽく光りやすくなります。

ザラザラした紙は、紙の目が残るぶん空気を含んだような柔らかい発色になり、エメラルド系の透明感を出しやすい傾向があります。

どちらの紙でも、白や水色でごく薄く下塗りをしておくと、その上に重ねた色が自然に混ざって見えやすくなります。

本番の作品に入る前に、同じ紙の端で一度試し塗りをしておくと、思ったより濃くなりすぎる失敗を減らせます。

補足:
紙の違いだけで色の印象がかなり変わるので、「本番と同じ紙での試し塗り」を習慣にしておくと、狙った透明感を再現しやすくなります。

筆圧3段階を使い分ける重ね塗り(下地づくり→色を乗せる→仕上げ)

エメラルド系のような繊細な色は、「弱・中・弱」の三段階で筆圧をコントロールするのが基本です。

最初の下地は、鉛筆を寝かせて持ち、力をほとんど入れずにサラサラと塗っていきます。

中間の色を乗せる段階では、少しだけ力を強めて、紙の目を埋めすぎない程度に重ねます。

仕上げでは、再び力を少し抜き、円を描くように軽くなじませると、ムラが目立たなくなります。

このとき、筆圧を強くしすぎてゴリゴリこすると、紙の表面がつぶれてしまうので注意が必要です。

実践ポイント:
「弱く始めて、少し強くして、また弱く終わる」という筆圧のリズムを身につけると、色の境目が自然に溶け合って、エメラルドの透明感がぐっと出てきます。

白・無彩色・消しゴムで光を入れるハイライトの入れ方

エメラルドらしいツヤを出すには、単に明るい色を塗るだけでなく、「光っている部分を残す」ことが大切です。

紙の白をそのまま残してハイライトにする方法が、一番手軽で効果も高いです。

どうしても塗りつぶしてしまった場合は、硬すぎない消しゴムでそっとなでて色を少しだけ落とすと、ほんのりと光が戻ります。

グレーなどの無彩色を周りにうすく足してあげると、相対的にエメラルド部分が明るく見えることもあります。

要点:
「光そのもの」を描くというより、「光が当たって塗られていない部分」を意識して残すと、白・消しゴム・グレーだけでも、ツヤのあるエメラルド表現がしやすくなります。

クーピーならではの発色を活かす使い分け(色鉛筆との違い)

クーピーと色鉛筆は、同じ「色を塗る道具」でも、芯の質感や塗り跡が少し違います。

それぞれの得意なところを分担させると、12色だけでも仕上がりの幅がぐっと広がります。

【クーピーと色鉛筆の役割分担早見表】

道具得意な使い方
クーピー広い面のベタ塗り・下地
色鉛筆細かい線・仕上げの調整

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

クーピーでムラを減らす塗り方と持ち方の工夫

クーピーは芯全体が色材になっているぶん、広い面を一気に塗りつぶすのに向いています。

一方で、力を入れすぎるとムラが出たり、線がくっきり残りすぎたりしがちです。

ムラを減らすには、クーピーを少し寝かせて持ち、芯の側面を使って大きく動かすように塗るのがコツです。

最初の1〜2回はかなり弱い力で塗り、最後に少しだけ力を強めて同じ方向にスッと重ねると、塗り跡が目立ちにくくなります。

失敗しないコツ:
クーピーは「側面でサラッと」「最後だけ少し力を強めて仕上げる」と覚えておくと、広いエメラルドの面でもムラを抑えやすくなります。

クーピー+色鉛筆の二刀流で仕上げるときの役割分担

エメラルド系の海や背景を描くときは、「下地をクーピー」「細部を色鉛筆」という二刀流がとても使いやすいです。

まず、クーピーの水色や黄緑で全体の色の雰囲気をざっくり決めてしまいます。

その上から、色鉛筆の緑や青で波の線や宝石のカットラインなど、細かい部分だけを描き込んでいきます。

クーピーで下地を作っておくと、色鉛筆の線がなじみやすくなり、少ない線でも情報量のある仕上がりになります。

アドバイス:
「面はクーピー、線は色鉛筆」と役割をはっきり分けるだけで、道具が増えたような感覚でエメラルド表現の幅が広がります。

消しゴムや練り消しを使ったグラデーション・抜き効果

クーピーは色材が紙の上にしっかり乗るため、消しゴムや練り消しで色を「削る」「抜く」表現との相性も良いです。

たとえば、海の水面に光がキラキラ反射しているように見せたいときは、エメラルド系で塗ったあとに、消しゴムで細い線を軽く抜いていきます。

練り消しを使えば、完全に白くするのではなく、色を少しだけ薄くすることもできます。

グラデーションの途中をほんの少しだけ抜いてあげると、柔らかいハイライトが生まれます。

ちょっと深掘り:
「塗る」だけでなく「消して明るくする」という発想を取り入れると、クーピーと消しゴムだけでも、光の入ったエメラルドグラデーションが作りやすくなります。

ターコイズブルーやミントグリーンとの違いと作り分け

エメラルドグリーンに近い色として、ターコイズブルーやミントグリーンなどの青緑系の色があります。

色鉛筆ではそれぞれを別の色名で持っていないことも多いので、重ね塗りの組み合わせで「どちら寄りか」を作り分けていきます。

【エメラルド系と近い青緑系カラーの比較表】

色の名前青み・黄みのイメージ
ミントグリーン黄みが強い明るい黄緑寄り
エメラルドグリーン青みと緑の中間で透明感
ターコイズブルー青が主役でやや緑を含む

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

エメラルドグリーンを例えるとどんな色か(色相・明度・彩度のイメージ)

エメラルドグリーンは、「青と緑のちょうど中間くらい」で、「明るさは中〜やや明るめ」「くすみは少なめ」の色です。

宝石のエメラルドや、南国の海の浅瀬をイメージすると近い感覚になります。

暗すぎるとエメラルドというより「深い青緑」になり、明るすぎて黄色が強いと「ミントグリーン寄り」になります。

そのため、エメラルドを作るときは、「青と緑の中間」「少しだけ黄みを足す」「白で透明感を残す」という三つのポイントを意識します。

一言まとめ:
エメラルドグリーンは「青と緑の真ん中+少しだけ黄+白で透明感」という位置づけを頭に置いておくと、他の青緑系との違いを整理しやすくなります。

ターコイズブルーに寄せたいときの12色レシピと重ね順

ターコイズブルーは、エメラルドよりも「青が主役」で、緑はあくまで少しだけ混ざっているイメージです。

12色セットでターコイズ寄りにしたいときは、次のような重ね方がおすすめです。

水色を広めに下塗りする。

青を重ねて、全体を青寄りに整える。

緑をほんの少しだけ、影になりそうなところに足す。

黄緑や黄色をあえて使わないことで、青さを保ったまま、少しだけ海水っぽい緑みを含んだ色になります。

判断の基準:
ターコイズ寄りにしたいときは「青+少しの緑」「黄緑や黄色は使わない」と決めておくと、エメラルドとの違いがはっきり出せます。

ミントグリーン・黄緑との境目を意識した微調整のコツ

ミントグリーンは、エメラルドよりも「黄みが強くて明るい」色です。

12色で作るときは、黄緑と黄色を主役にして、水色や白を少しだけ添えるイメージになります。

具体的には、黄緑を下地に塗り、その上から黄色を重ねて明るさを出し、必要に応じて水色をうっすら足して青みを加えます。

エメラルドとミントの境目で迷ったときは、「青をどれくらい入れるか」が分かれ目になります。

青を多めに入れればエメラルド寄りに、黄緑と黄色を多めにすればミント寄りになります。

迷ったらここ:
「青を増やすとエメラルド寄り」「黄と黄緑を増やすとミント寄り」と覚えておくと、12色セットでも簡単に雰囲気の微調整ができます。

授業や趣味で試したいミニ練習アイデア集

ここからは、実際に学校の図工や自宅のスキマ時間で試しやすい練習アイデアをまとめていきます。

短い時間でも、「どのレシピが好きか」を自分の目で確かめておくと、本番のイラストで迷いにくくなります。

【ミニ練習メニュー早見表】

所要時間の目安練習内容の例
約5分小さな色見本カードづくり
10〜15分海や宝石のワンポイント練習
30分前後ミニイラスト全体の配色練習

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

5分でできる色見本づくり練習(色カード・スウォッチ作り)

ノートやコピー用紙の端に、小さな四角をいくつか描いて、その中だけをエメラルドレシピの実験スペースにします。

一つの四角には「みずいろ→きみどり→みどり」、別の四角には「みずいろ→きいろ→きみどり」、さらに別の四角には「しろ→みずいろ→きみどり」など、レシピごとに分けて塗ります。

下にレシピを書き込んでおけば、あとから見返したときに「どの重ね方が好きか」がすぐに分かります。

ここがポイント:
小さな四角を使った色見本づくりは、5分ほどで終わるうえに、自分専用の「エメラルドレシピ辞書」になるので、まず最初にやっておきたい練習です。

海や宝石のワンポイントイラストで試す練習(小さなモチーフから)

いきなり大きな海や背景を描くと難しく感じやすいので、まずは名刺サイズくらいの小さなモチーフから試すと気楽です。

小さな丸を描いて水晶玉のように塗ってみたり、小さな四角を切り取って宝石のピースのように塗り分けたりします。

それぞれのモチーフで、「明るい部分をどこに残すか」「どこに一番濃い色を置くか」を意識しながら、レシピを変えてみると勉強になります。

要点まとめ:
小さなモチーフの中で、「光の位置」と「一番濃いところ」を決めてから塗り進めると、実際のイラストでもエメラルドの立体感をつかみやすくなります。

イラスト全体の中でエメラルド系を活かす配色ミニ課題

慣れてきたら、簡単なイラスト全体の配色でエメラルド系を主役にしてみます。

たとえば、「エメラルド色のマフラーをした人物」「エメラルド色の窓がある家」「エメラルドの湖と森」といったテーマを一つ決めます。

エメラルド部分以外の色は、少し落ち着いた色(茶色やグレー、柔らかい黄色など)を選ぶと、主役の青緑が引き立ちます。

アドバイス:
エメラルドを主役にしたいときは、「周りの色をあえて控えめにする」という配色のミニ課題にしてみると、色のバランス感覚がぐっと育ちます。

よくある失敗とリカバリー方法で安心して試せるようにする

最後に、「暗くなりすぎた」「ムラが出てしまった」といった、エメラルドづくりで起こりやすい失敗と、そのリカバリー方法を整理します。

知っているだけでも気持ちがラクになり、安心して試し塗りができるようになります。

【失敗例とリカバリー方法の対応表】

よくある失敗リカバリーの方向性
暗くなりすぎた白や水色を上から薄く重ねる
塗りムラ・毛羽立ち弱い力で同系色を重ねてなじませる
色が浮いて見える周りに近い色を足してなじませる

(出典:サクラクレパス)
※本内容は執筆時点。最新情報は公式サイト確認。

暗くなりすぎた・にごったときにできる上からの修正テク

緑や青を重ねすぎて、思ったよりも暗くなってしまうことはよくあります。

この場合、完全に消してやり直すのは難しいですが、白や水色を上からごく軽く重ねるだけでも印象を和らげられます。

特に、光が当たっていそうな部分だけを狙って白を重ねると、「影が強いけれど光もある」というバランスに近づきます。

にごりが気になるときは、黄緑をほんの少し足してあげると、くすみが和らいで見えることもあります。

失敗しないコツ:
「暗くなりすぎたら、白と水色で少しだけ持ち上げる」「全部をやり直そうとしない」という発想で、部分的なリカバリーから試してみると気持ちがラクになります。

塗りムラ・紙の毛羽立ちを目立たなくする応急処置

力を入れすぎて塗ってしまうと、紙の表面が毛羽立ったり、ガリガリとしたムラが出てしまいます。

毛羽立ちがひどい場合はこれ以上強く塗らず、同じ系統の色を弱い力で円を描くように重ねて、表面をなだらかに整えます。

クーピーでできたムラは、色鉛筆で軽く上からなでるようになじませると、質感の違いで目立たなくなることもあります。

意外な落とし穴:
毛羽立った紙にさらに強く色を重ねると、どんどんざらつきが悪目立ちしてしまうので、「弱い力で同系色を重ねてならす」という応急処置を覚えておくと安心です。

色が強すぎて浮いたときに周りの色でなじませる方法

エメラルド部分だけが鮮やかすぎて、「画面の中でそこだけ浮いて見える」こともあります。

このときにやりがちなのが、「エメラルド部分をくすませてしまう」対処ですが、必ずしもそれだけが正解ではありません。

周りの色に少しだけエメラルド系の色を足してあげると、色相が近づき、自然となじんで見えることがあります。

逆に、エメラルド部分の中に、周囲の色(たとえば背景の青や茶色など)をほんの少し混ぜるのも効果的です。

見逃せないのが:
浮いて見える色は「その色を弱める」だけでなく、「周りにも少し分けてあげる」ことでなじませるという発想を持っておくと、全体の色バランスを取りやすくなります。

まとめ

12色の色鉛筆やクーピーだけでも、水色・黄緑・緑・黄色・白を組み合わせれば、十分にエメラルドグリーンらしい青緑を作ることができます。

サクラクレパスや三菱鉛筆、トンボ鉛筆の学童用12色セットは、どれも似たような構成になっているので、色名の対応さえ押さえればメーカーをまたいで同じレシピを使えます。

モチーフごとにレシピを少し変えれば、海の浅瀬や深い海、キラッとした宝石、森の葉っぱなどを、それぞれ雰囲気に合わせたエメラルド系で描き分けることができます。

また、紙の種類や筆圧、塗る方向を意識することで、透明感やツヤをコントロールしやすくなり、「なんとなくにごってしまう」という悩みも減っていきます。

暗くなりすぎたりムラになったとしても、白や水色を重ねたり、周りの色を少し足したりするリカバリーの方法を知っておけば、失敗を恐れずに何度でも試していけます。

まずは小さな色見本の四角をいくつか作り、気に入ったエメラルド系レシピを自分の定番としてストックしておくところから始めてみてください。

その上で、海や宝石などのミニモチーフに少しずつ広げていけば、12色セットだけでも十分に満足できるエメラルド表現ができるようになっていきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 12色セットだけでもエメラルドグリーンは作れますか?
A. 多くの12色セットには水色・黄緑・緑・黄色が入っているので、これらを重ねればエメラルド系の色は十分作れます。まずは水色と黄緑をベースに、少しずつ緑を足して試し塗りしてみてください。

Q. エメラルドグリーンは何色と何色を重ねればよいですか?
A. 青みの強い水色系に、少量の黄色か黄緑を足し、必要なら白で明るさを整える組み合わせが基本です。青が主役、黄は少しだけ、白は最後の微調整という役割で考えるとイメージに近づきます。

Q. 色鉛筆で緑色を作るにはどうすればいいですか?
A. 黄色の上から水色や薄い青を重ねると、きれいな緑系の色になります。逆に水色の上から黄色を重ねても似た色になるので、どちらを下地にするかを紙の端で試してから本番に使うと安心です。

Q. クーピーでムラなく塗るコツはありますか?
A. クーピーは芯の側面を使い、弱い力で全体を塗ってから、最後に少しだけ力を強めて同じ方向に重ねるとムラが目立ちにくくなります。最初から強く押しつけず、段階的に濃くしていく意識が大切です。

Q. エメラルドグリーンとターコイズブルーの違いは何ですか?
A. エメラルドグリーンは「青みのある緑」、ターコイズブルーは「緑みを含んだ青」というイメージで、どちらを主役にするかが違いです。青を少し控えて緑と黄を足せばエメラルド寄りに、青を多くして緑を少しにするとターコイズ寄りになります。

Q. エメラルドグリーンを例えるとどんな色ですか?
A. 透きとおった南国の海や宝石のエメラルドのように、青と緑の中間で少し明るく透明感のある色です。くすみを入れすぎず、水色や白を活かすとイメージに近づきます。

Q. 学校の図工で時間がなくても練習できますか?
A. 余白に小さな四角をいくつか描き、その中だけで重ね塗りレシピを試す「色見本練習」なら5分ほどでも可能です。気に入った作り方だけを本番の作品に使えば、短い授業時間の中でも効率よく工夫できます。

参考文献・出典

  1. サクラクレパス「小学生文具 色えんぴつ12色 カラーチャート」
  2. サクラクレパス「小学生文具 色えんぴつ12色」商品情報
  3. サクラクレパス「クーピーペンシル12色(缶入)」商品情報
  4. 三菱鉛筆「色鉛筆 880 12色セット」商品情報
  5. トンボ鉛筆「色鉛筆NQ」商品情報
  6. サンドラッグe-shop「トンボ鉛筆 缶入色鉛筆 12色 NQ セット内容」
  7. Print-Dog「サクラクレパス 色えんぴつ12色 GPY12(色名リスト)」
  8. 旬便りノート「絵の具で緑色の作り方と混色のコツ|濃い緑や黄緑も思い通りに作る」
  9. ナルとく「エメラルドグリーンを作ってみよう!意外と簡単!」
  10. いま話題のブログ「〖エメラルドグリーンの作り方〗絵の具や色鉛筆で簡単に出来る混ぜ方と注意点」
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